講師: 湯川 高志 (長岡技術科学大学准教授/新潟オープンソース協会)
近年,学生に即戦力となる知識や技能を修得させることが,社会から大学(特に工学系)への要請となっています.
一方で,大学教員としては,すぐに役に立つ使い方やHOW TOを教えるだけでは,底の浅い技術者を育ててしまう
ことになるのではないかという危惧を抱いています.
教員は,このジレンマに悩みながらも,両者の折り合いをつけるべく,授業構成を工夫して教えているわけです.
この講演では,実際に大学でのデータベース関連の科目で,何を教えようとしているか,どのように教えているか,
オープンソースDBMSを授業どのように活用しているかについて紹介し,その後,会場の皆さんと,より効果の高い
教育について議論をしたいと思います.