オープンソースカンファレンス2018 Tokyo/Spring
2018-02-23 (金)   12時00分

Portus でプライベート Docker レジストリを作ってみよう

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講師:橋本 修太・武山 文信
担当:日本 openSUSE ユーザ会
対象者:Docker のコンテナを管理したい方
前提知識:Docker についての基本知識

本セミナーでは Portus を用いたプライベート Docker レジストリの構築方法と、その使い方を紹介します。

Docker イメージを共有するレジストリといえば Docker Hub ですが、パブリックなレジストリで、
どこからでも誰でもがアクセスできてしまいます。そのため、運用中のサービスや開発環境のイメージを
企業内で共有するには向いていません。

このようなコンテナを共有する方法の1つとして、プライベートなレジストリをローカル環境に構築する方法があります。
プライベートレジストリを実現するソフトウェアには、商用の Docker Trusted Registry があります。
オープンソースの「Registory」もありますが、レジストリとしての最低限の機能に限られています。

Portus はこの「Registory」のフロントエンドとして、認証や Web UI によるユーザーやコンテナの管理を提供する
オープンソースソフトウェアです。おもに SUSE のエンジニアによって開発されています。本セミナーでは、
はじめに Portus のアーキテクチャについて説明し、続いて次のような機能を紹介します。

- 読み書き、管理といった権限の設定
- LDAP による認証
- イメージの検索
- push, pull の履歴表示

最後に、Portus を簡単に構築して利用できるようにするまでの方法を紹介します。

【カテゴリ】Linux/仮想化