オープンソースカンファレンス2020 Tokyo/Spring
2020-02-22 (土)   12時00分

Btrfs + Snapper + Samba で作る「以前のバージョン」に戻せるファイルサーバー

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講師:武山 文信
担当:日本 openSUSE ユーザ会
レベル:入門編
対象者:特になし
前提知識:Linux に関する基本的な知識

YaST を使って、いつでもファイルを昔の状態に戻せる、Windows の「以前のバージョン」機能に対応したファイルサーバーを構築するまでの手順を紹介します。YaST は Linux ディストリビューション openSUSE の設定ツールです。テキストエディタで設定ファイルを編集すること無く、GUI やテキストベースの画面から次のような設定を簡単に行うことができます。

- ユーザーの設定
- ディスクの設定
- IP アドレスの設定
- ファイアウォールの設定
- Samba サーバーの設定

「以前のバージョン」機能は、ファイルサーバーの Samba と Btrfs と Snapper を連携することで実現します。Btrfs は Copy on write という仕組みでスナップショットを取れるファイルシステムです。Snapper は Btrfs のスナップショットを定期的に作成し、さらには古いスナップショットを自動的に間引くことができます。

セミナーの冒頭で openSUSE の最近の動向についても紹介します。

【カテゴリ】Linux/ファイルサーバー