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セミナー: 8A-4 オープンソースSNS「OpenPNE」  
発行日付: 2005/9/4
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講師:手嶋守(OpenPNEプロジェクト)

対象:SNS・PHPによるWebアプリケーションなどに興味のある方(BOFっぽく)

概要: 
最近注目を集めつつあるオープンソースSNSエンジン「OpenPNE」
その機能や開発方針を紹介し、宇宙一のSNSを作るためには何が必要か考える。


◆OpenPNE(オープンピーネ)とは

オープンソース方式で開発が進められている、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のエンジンです。
SNSは機能と使いやすさである!という信念で、使いやすさと豊富な機能を追及しています。


◆コンセプト

*SNSは機能と使いやすさである。

現在あるSNSを見てみると、最も使いやすく機能も充実したSNSが、一番多くの会員を集めています。
ですから、OpenPNEプロジェクトではさらにその上、mixiを超える機能と使いやすさを目指しています。


*SNSは複数必要である。

ひとつのSNSだけでは、人の全ての側面をカバーすることはできません。
会社の自分、家庭の自分、一人の時の自分など、人はたくさんの面を持っています。そしてそのすべてをひとつのSNSで晒すのには、抵抗を感じる人がいるのです。

たとえばある一人の男性がいたとします。
彼は某巨大SNSに入り、そこで日記やコミュニティでの会話を楽しんでいました。
しかし実は彼はオタクで、好きな趣味の話題について思い切り語りたかったのです。
でも、それを某巨大SNSでやるのは気が引けます。
会社の人や、少し気になる女の子など、知られたくない人がいるからです。
そこで彼は思いました。「趣味の話題に特化したSNSが欲しいなあ」

OpenPNEは、そんな願いにこたえます。
オープンソースだからこそ、高額な費用や手間をかけずに、必要なときに必要なSNSを立ち上げられるのです。


*SNSには統一されたインタフェースが必要である。

複数のSNSを使っていて、それぞれで操作方法がまったく違っていたら・・・。
それはかなり使いづらいものであるはずです。
OpenPNEはオープンソースですから、色々なSNSに自由に使うことができます。
ひとつのSNSエンジンを使ってコンセプトの違うSNSを作れば、インタフェースは同じですから扱いやすいものとなるでしょう。


*SNSの今後

たとえばメールアドレスを変更したとき、現時点では変更のお知らせをたくさんの人に出さなければなりません。
しかしSNS上のメール機能ならば、SNSに登録しているメールアドレスだけを変更すれば済みます。
昨今問題になっているなりすましや、スパムも抑制することができるでしょう。
他にもHP作成機能、ブログ、掲示板やチャット、メーリングリスト、アルバム、ゲーム、ファイル共有もSNS上に統合されつつあります。
こういった多様な機能も、利用者の声を生かしたオープンソースならば、次第に実装されていくでしょう。

 

◆参加するには

プロジェクトに参加するためには、OpenPNE.jpへの登録が必要です。
登録にはOpenPNE.jpに既に入っている人からの招待が必要です。
(OpenPNE.jpは、OpenPNEエンジンの実装として実際に動かしつつ、開発のための議論や情報交換をしているサイトです。)

オープンソース開発は刺激的です!
優秀な人と協働したい方、実現したい機能がある方なども、どうぞ奮ってご参加ください。


◆ライセンスについて

GPLと商用ライセンスの、デュアルライセンス方式を採用しています。
用途により選択してご利用下さい。
商用ライセンスは有限会社手嶋屋が管理しています。
開発に参加し、改善したソースコードを提供してくださる方は、デュアルライセンス方式に同意いただく必要がありますので、お問い合せ下さい。

とのことです。よろしく。

 
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