授業で使える楽しいOSSのご紹介 - グラフィクスと音楽を中心に -
講師:立花 宏
担当:首都大学東京
レベル:入門編
対象者:趣味等でいろいろなOSSを使ってみたい方.教育に使ってみたい方.
前提知識:特になし
グラフィクスを扱えるOSSとしてGIMPやInkscapeが有名ですが、
それ以外にも数多くの優れたOSSが存在します。首都大学東京では、
これらのOSSを授業に取り入れ、多数のOSSを知り、触れることができる
授業を行って好評を得ています。
本セッションでは、これらのOSSの楽しみ方をご紹介します。
紹介するOSSの例
・GIMP(PhotoShopライク、スタンプやコラージュ、GIFアニメ他、魅力は多数)
・Inkscape(Illustratorライク、いろいろなトレース、パスの組み合わせ、クローン等、魅力は多数)
・Audacity(音の波形編集、音を見る、いろいろなエフェクト、ミックス等)
・MuseScore(五線譜作成、作曲、再生、音のファイル化、サウンドフォント、Music XML)
・Aria Maestosa(MIDIデータの入力、編集の一通りが過不足なく可)
・Mixxx(DJ用アプリ、音のリアルタイム処理、博士論文のFOSS化の例)
・Sinsy(ボーカロイド、MuseScoreで歌詞を入力)唯一の日本製
・SweetHome 3D(家の間取り作成、3次元グラフィックス、レイトレーシング、ビデオ化)
・TuxGuitar(ギターのタブ譜など、Guitar Proのファイルを読める)
・Impro-Visor(コードから旋律の生成等、ジャズ系)
・Stellarium(星空表示、星の座標データもオープン)
・Free Mind(マインドマップ)
・ImageJ(画像処理、GIMPの機能の補完としても有用)
・MakeHuman(詳細な人体3D模型の作成、他のソフトでの人体の利用可)
・Processing(プログラミング言語、2D,3Dグラフィックス、インタラクティブアート他)
【カテゴリ】教育