[コミュニティコラム] いまconcrete5 CMS に起きていること

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concrete5 japan 浜松ユーザーグループ
コン☆はま!
榊 友哉
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–はじめに–
concrete5 CMSのユーザーコミュニティーのある一部に焦点を当て、
「いまconcrete5 CMSに起きていること」についてご紹介していきます。

オープンソースも誕生以来様々なオープンソースが出来て、それぞれ熟成
されてきたと思います。

時間をかけた結果、それらを取り巻く環境のコミュニティーが益々重要に
なってきており、そういったコミュニティーを通じての活動が活発化して
きているのは、最新の情報が得られやすいからだと思います。
インターネットからの情報も重要なのですが、それよりも直接、ご自身が
家から出て各地の情報を掴みに行き、そのオープンソースに触れながら、
それを取り巻く環境を肌で感じる事が、とても大切だと思うのです。

お近くで開催されているOSC(オープンソース カンファレンス)を覗きに
行ったり、各ユーザーグループのコミュニティーに参加すると良いでしょう。

–concrete5 CMS とは?–
ウェブサーバー上にインストールをして、お手持ちのブラウザからサーバ
ーにアクセスして、ウェブサイトを手軽に作成、または管理するアプリケ
ーションツールのひとつです。ライセンスは『MITライセンス』、アメリカ、
Portland Labs 社から生み出され、2008年10月頃よりオープンソースに
なったソフトウェアーです。

詳しくは、公式サイト、Facebook、毎週木曜日の夜に放送されている
Ustream番組『週間concrete5』や、書籍『concrete5公式ガイドブック』の
参照、YouTube などの日本語による使用方法などの映像などがアーカイブ
化されているので、十二分に参考になるでしょう。
そのほか、各地の勉強会(青森、仙台、東京、千葉、富士、静岡、浜松、
豊橋、名古屋、京都、奈良、大阪、広島、etc)が大いに盛り上がっている
ので、自由に気軽に参加するといいでしょう。
また、昨年12月に開催された Advent Calendarもブログで綴られた生の声
を読むことが出来て参考になると思います。

参照URL:
concrete5 japan 公式サイト
Facebook ページ
Ustream番組『週間concrete5』
書籍『concrete5公式ガイドブック』
各地の勉強会
Advent Calendar

–concrete5 japan User Group community
(コンクリートファイブジャパンユーザーコミュニティー)とは?–

2009年3月頃当時に、三重県に在住していた Katzさん(現:concrete5 japan
株式会社役員 兼、コンクリートファイブジャパンユーザーグループコミュニ
ティーリーダー)が立ち上げて、ユーザーグループコミュニティーは、ここ
から始まりました。

現在では、主な各地のOSCにも参加しているので、セミナーを聞くこと
ができ、出展している展示ブースでは交流を深める事が出来たり、直接
ユーザーグループのコミュニティーと接触をして、気軽に質問などが
出来ます。

–concrete5 japan Hamamatsu User Group community
(コンクリートファイブジャパン浜松ユーザーコミュニティー 
 愛称名:コン☆はま!)とは?–

2013年2月9日に開催された、「OSC2013 Hamamatsu」の時に、
地元で活動を始めていたメンバーで、参加した時から始まった。
concrete5 CMSの展示。セミナーでは、浜松市初お披露目となる記念
すべきセミナーとなり、皆さんの記憶にその名前は残ったように思えます。

▼浜松市初お披露目となる記念すべきセミナーとなったOSC2013 Hamamatsu
OSC2013 Hamamatsu OSC2013 Hamamatsu

2014年3月22日に開催された「OSC2014 Hamanako」。
浜松から浜名湖に名称は変わりましたが、無事に2回目の展示・セミナーを
行うことができ、奇しくも2月に発売されたばかりの書籍をお披露目する事
が出来ました。関西からは、書籍執筆者のひとりでもあり、concrete5 japan
株式会社代表取締役 菱川氏が、応援に駆けつけてくれたことは記憶に新しい。

▼発売されたばかりの書籍をお披露目する事も出来たOSC2014 Hamanako
OSC2014 Hamanako OSC2014 Hamanako

これ以降、不定期開催だった勉強会が、Twitterのつぶやきでイベント
を望む声が出され、その声に後押しされたように、6月より浜松市で月1回
の定期開催の勉強会がスタートした。

さらにそれ以降多少は前後はするものの、4月に富士市(現行:別ユーザー
グループに独立した:『こん富士!』)で、6月に豊橋市、湖西市・汐見坂、
(この時に名称を愛称の コン☆はま!に並行使用スタート)10月に静岡市で
勉強会が開催されるに至りました。

各勉強会の様子!!
▼コン☆はま!            ▼コン☆汐見坂
コン☆はま! コン☆汐見坂

▼コン☆とよ!            ▼コン☆しず!
コン☆とよ! コン☆しず!

気軽に自由に楽しく開催していたのですが、気がつけば 2014年だけで、
なんとっ!合計17回の勉強会(勉強会・雑談会・もくもくの日を含む)を
開催することが出来ました。
当然ながら、ウェブ制作者、ウェブ制作会社中心ではなく、それらをも含んで、
初心者さんも気軽に集まり、また他所のユーザーグループさんとの共同イベ
ントなども開催する事が出来たりなど、思いもよらないこの地元浜松で、
積極的に交流を計れたことは、大きな財産となった年でもあります。

また、2014年9月に「サーバー勉強会」が、『こん富士!』のユーザーグル
ープと WordPress のユーザーコミュニティーである「Word Bench 静岡さん」
とで主催され、サーバー会社3社をも巻き込んで、2日間に渡り共同で沼津市で
開催され、サーバーの重要性と、それぞれのCMSが持つ良さや、連携、ユーザー
目線での自由なCMSの選択、モバイルファースト、コンテンツファースト、
各オープンソースの連携性と重要性が再確認されました。

それに続いて、2014年11月29日に開催された「OSC2015 Hamanakoプレカン
ファレンス」の中で、並行開催された、3つのCMS ( NetCommons, WordPress, concrete5 ) に焦点を当てて、通常の比較会でもなくディスリ会でもない、
新しい企画のエンターテイメント性を重視したイベント『CMSプロレス』に
繋がり、大いに盛り上がったイベントになりました。

▼3つのCMS(NetCommons,WordPress,concrete5)に焦点を当てて、
 エンターテイメント性を重視したイベント『CMSプロレス』
CMSプロレス CMSプロレス

オープンソースの中の1つのアプリのユーザーグループが、自由気ままに、
1人でコツコツと開発・使用していたものが、気がつけば、全国のユーザー
グループとの交流をはかり、地元の初心者の方や、古くからのユーザー
さんや、ウェブ制作者・制作会社をも巻き込み、他のユーザーグループ
とも連携、交流をはかっています。様々な皆さんのおかげで、自由で楽しい
グループに成長したことをお伝えいたします。

–私とconcrete5 CMSを取り巻く環境の変化–
2008年当時の私は、海外フィリピンのマカティー市内で、インターネット上の
英語サイトをコツコツ読んで、フリーランスとして仕事に細々とつなげていた
時代でした。当時決して、ITのリテラシーが高かったとは云えませんでしたが、
あまりオープンソースというのを理解していなかったと記憶しております。
国内外のコミュニティーに特に参加せず、またそういうのがあるというのも
よくわからなかった時代ともいえると思います。

それが2015年現在、「オープンソース」の中で出会った、『concrete5 CMS』を
通して、それまで、ただ単に1ユーザーとして使用していただけのものが、今や
日本の全国各地で、そして地元浜松で、コミュニティーを中心として、大いに
盛り上がっているという状況は、2008年の当時からすれば、とても想像も出来
ない進化を遂げています。

現在では、コミュニティーを中心としながらも、本格的にビジネスをフォロー
出来る体制として、公式に concrete5 japan 株式会社ができ、それをつなぐビジ
ネスパートナー制度も体制が整った状況があります。
フォローする公式ウェブサイトはもとより、ハウツー的な映像もアーカイブされ、
書籍も発売され、インターネット上でも段々と情報が整いつつあります。
また、全国各地でセミナーや勉強会が定期的に開催されています。

あるユーザーさんなどは、全国各地へ赴きユーザーグループの皆に会いに行くと
いう名目で、各地で交流をはかりながら、その地元の美味しいものを食べたり、
観光したりと大いに楽しんでいます。

また自分たちコミュニティーだけでなく、他のCMSすら連携をはかろうとしており、
また他所のオープンソースのユーザーグループとも積極的に交流・情報交換をして
いる感じです。

ある人がいいました。
「最近concrete5さん頑張っているよねー」って。
いやいや、頑張っていないですよ。

ある人がいいました。
「最近Twitterでコンクリートで埋め尽くされている!」
いやいや、そんなわけないでしょう!

ある人がいいました。
「頑張ってこんくり勉強しますよ。」
いやいや、こちらは無理なく自由に楽しんでいるだけで。
どうぞご参加も勉強もご自由に。

興味があるのは、本来「ホームページ作成アプリ」なるものが、
仕事や趣味にツールとして利用出来ることを知っているから。
そして、ちょっぴり「その他の使い方」に気がついている。
これからも、色々な人の色んな使い方の情報を知りたいだけ。

フレームワークや設計が優秀なんで、比較的学習の敷居が低く、
開発や実装が楽なんです。余った時間を別に有効活用でき、
それを、仕事や趣味に活かしているだけなんですね。

ちょっぴり本音が出てしまいましたが、
昨年2014年に私の身の回りに事実起こった1つの事例です。

–いまconcrete5 CMS に起きていることは?–
2008年10月から誕生したconcrete5 CMS。
バージョン5.3.0からスタートして、2015年2月現在、バージョン5.6.3.2と
受け継がれており、段階を経てではありますが、5.6系統として全てにバー
ジョンアップが可能となっております。テーマ自体も既存のHTML/CSSから
CMSに実装させるのもそんなに敷居の高いものではありません。

また、マーケットプレイスが充実しており、厳しい審査を経た現在約1,000
個以上の有償・無償のアドオンが利用可能となっています。ご自身でのア
ドオン開発もそんなに難しいものでもありません。
そして、この5.6系統でのエンタープライズ版も、日本の会社から提供され
てます。
最後に昨年秋に新登場した、バージョン5.7系が新フレームワークと新設計
のもとにスタートしました。5.6系からを引き継ぐ事はまだ出来ませんが、
こちらも徐々にではありますがテーマやアドオンが出始めており、全く
新しいconcrete5 CMSを体感できます。

concrete5 CMSは、2015年もユーザーグループコミュニティーを通じて、
各地に広がり益々盛り上がって行くことでしょう。

『オープンソース』と『ユーザーコミュニティー』はこの日本全国に色々
とあるかと思いますが、それぞれのカラーを楽しむつもりで、気楽に覗い
て見るのも良いかもしれません。

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