OSC2021オンライン広島 開催レポート!
〜中四国の地域企画やVR会場など〜

OSC2021オンライン広島 開催レポート!
〜中四国の地域企画やVR会場など〜 は
コメントを受け付けていません

このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年9月18日(土)「オープンソースカンファレンス2021 Online/Hiroshima」が開催されました。

<開催のまとめ>

開催日:2021年9月18日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)
セミナー/ミーティング/独自企画(4トラック、25セッション+3LT+3企画)
→Twitter:#osc21hi
【同時開催】オープンソースカンファレンス 2021 VR/Hiroshima

→セミナー動画(タイムテーブル形式 / YouTubeアーカイブ
→セミナー資料(まとめ

オリジナル壁紙

広島国際学院大学 情報デザイン学科の今津 ほのかさんと、街道 泉水さんが制作してくれました。[こちらのページ]でデザインを大きく表示・ダウンロードが可能です。

<参加者の声(アンケートより)>

-コンパイラ自作の学生の制作物に驚いた
-今の学生さんがどういう視点で物事を見ているかがよくわかった。
-さくらの全国行脚オンラインイベントは参加している感が強くて楽しかった。
-今回もコンテナ型の仮想化技術にまつわるセミナーを受けられてよかった。また、k8sとdocker-composeの違いという着眼点でのセミナーは 他の人への伝え方としても参考になったし、一つのパラダイムが自身の中に形成された気がする。
-YoutubeとZoomどちらでも参加できる形式は、オンラインイベントの強みを感じた。
-いろいろ新しいものも増えていて面白いです。
-オンライン開催続いてきましたが地方色を出そうという試みがどんどん広がってきて楽しいです。
-技術書関連のセミナーがもっと増えると面白いと思いました。

今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!今後の開催でも、書籍プレゼントがありますので、ぜひアンケート回答とあわせてご応募ください!

さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
現場で使えるFlutter開発入門
オープンソースの教科書
モウフカブール同人誌セット
実践 時系列解析
入門 機械学習パイプライン

<セミナー>

セミナー、ミーティングの講演者からのコメントや、スタッフからおすすめポイントを紹介します。アーカイブ動画を見る際に参考にしてください!

【MTG】エクストリームからはじめる四国観光案内

担当/講師:近藤 昌貴

今回の開催企画が立ち上がった際、「今年は中国・四国地方全体を巻き込む」ことが知らされ、オープンソースとは一見関係ない、ある意味無茶な新企画を用意させていただきました。
個人名義でローカル企画を提案し、地方開催を盛り上げる試金石となることを願い、四国全体を包括する「遍路」をテーマに話題を提供してみました。
もっと洗練した伝え方があったのでは、あるいは伝えるべきことが他にもあったのではという反省点があると考えているのですが、現在の状況が改善されたら実際に、自分の目で、そして足で実感してもらえればセミナーを開催した意義があったのではと思っています。(講師 近藤)
**
四国88か所の案内から始まる。密教の紹介もあって中々含蓄が深い。。。88か所巡りはエクストリーム。1日40Km歩くのは(平地なら)可能かもしれませんが、四国の山道を1日40km歩くのは修行ですね。室戸岬が最難関、コンビニも自販機もない。正に修行!白衣、菅笠よりサングラスが必要。靴は4000円くらいの物が損益分岐点!藁マンモス見てみたい。(スタッフ みたに)

グラフデータベース「Neo4j」でOpenStreetMapを使って経路を見つけよう。

担当:Neo4jユーザーグループ
講師:案浦 浩二

Neo4Jはネイティブグラフデータベースです。BIのような使い方が多いようですが、リアルタイムにも使えます。IoT,保険、クレジットカードの不正検知などにも使われています。Cypherという言語で操作します。GQL Standard(ISO)で標準化が進んでいます。NeoMapを使う事で簡単に地図を使うこともでき、便利ですね。(スタッフ みたに)

超高速のリードレプリカとしてHeatWaveを使い、MySQLを高速化する方法

担当:MySQL Community Team (Oracle Corporation)
講師:山﨑 由章

インメモリのクエリアクセラレータのHeatWaveを併用することでMySQLの検索を高速化することできるようです。オンライン用途と分析用途の両方に使う事も可能なようです。機械学習をりようした運用支援機能(AutoPilot)もHeatWaveに入っているというのも面白いですね。高可用性機能はまだ不十分な箇所が残っているそうですが、ロードマッピングに乗っているので、いずれ解決すると思われます。(スタッフ みたに)

新しいオープンソースのデータ統合プラットフォーム「Apache Hop」入門

担当:日本Apache Hop Incubatingユーザーグループ
講師:案浦 浩二

Apacheの正式プロジェクト目前、Apache HOPの紹介です。Apache HOPは、様々なプラットフォームから其々のフォーマットで提供されているデータを統合するためのプラットフォーム(データ統合プラットフォーム)で、Extract Transform Load(ETL)ツールです。例えば、Excelで色々なフォーマットのデータを苦労して編集している人に嬉しいツールです。KettleからForkしたオープンソースのツールで、元々はPentaho Data Inegrationの製品でした。ユーザグループのメンバー募集中だそうです。(スタッフ みたに)

PostgreSQL 14がやってくる

担当:日本PostgreSQLユーザー会
講師:原田 登志

そろそろ新バージョン(14)がリリースされそうということで、ポイントが解説されました。
・Vacuumの改善が地味に嬉しい。
・ノンブロッキングでパーティションを切り離しができるようになる、というのは驚き。
・FDWの外部テーブル・スキャンを非同期で実行(並行実行可能)できるようになる。これはFDWを使ったパーティショニングで分散処理が高速化できるようになるという事で、バージョン14の目玉機能かもしれない。
FDW+パーティション構成はTRANCATEも使えるようになって、色々改善されている模様。
libpqにパイプラインモード(並列処理用)が追加。並列処理を作りたい人には待望の機能かもしれない。
非互換で引っ掛かりそうなもの
・password_encryptionのdefaultがMD5からsha256に変更。
これには気を付けないといけない。(スタッフ みたに)

【広島特別企画】学生ライトニングトーク大会 ~ 私の話、チョット聞いていかない? ~

担当:オープンソースカンファレンス広島 実行委員会
講師:中四国の学生有志

全 8 名の学生による LT を実施しました。ランダムで発表順を決めましたが、サーバ構築を始めたことや最近やっていることから、学生起業、昨年から変わったことやゲームを作ってみたことなど、多種多様なトークがありました。改めて学生のうちからいろいろなことに取り組んでいて、「若いうちにやれることはやってみよう」という熱気を感じ、大人も「頑張らないといけないな」と改めて痛感しました。「学生 LT 良かったよ」という声もあり、2コマぶっ通しでやるのはなかなかチャンレジングでしたが、いろいろなジャンルの話があり、学生同士いい刺激があったのではないかと思います。

[前半]

[後半]

【広島特別企画】卒業生が学生の『気になる』質問に答えます

担当:オープンソースカンファレンス広島 実行委員会

隔年で開催している広島のある意味名物企画となっている「社会人が学生の質問に答える」セッション。今年は進行をお願いしていた三谷さんが答える側に立っていただき、井上さん、蔵本さんとバックグラウンドがそれぞれ違う方にトークをお願いしました。エンジニアでは気になる「新しい技術の取り組み方と残し方」という点では「手を動かすことが大事」であるということが共通認識としてあり、改めて行動してみること、手を動かすことの大事さを思い知らされました。また、仕事で使っているツールや物については、椅子が非常に大事であることを強調されており、最近のリモートで「良いマイクがほしい」という話が出たときに「あぁ、たしかに」と納得しているところが印象的でした。その他、やる気の出ない日はどうするのか、という点では「なにかモノで釣る」という点や「締め切り直前で大変なことになるからそこに向かって頑張る」と回答が人それぞれ違っていたのが印象的でした。

時間が足りず、一部の質問を飛ばしましたが、各回答者からコメントを頂いたので、ここに掲載します。
Q: 休日どんな過ごし方をしていますか?(例: 勉強会とかどれくらいのペースで参加していましたか?コロナ前後での比較も含めて教えてほしい)
– 三谷: 合気道(コロナ前後変わらず、稽古できないときは面白い技術の探索、 Postgres の技術調査など)
– 蔵本: 休日だからといって起きる生活リズムを変えないことが前提で、やることがある・なし関係なくフリーにしている(勉強会とかはコロナに入って参加できていない)
– 井上: コロナ前は広島フロントエンド勉強会を主催していたので、月1、2回は勉強会をしていました。また、WEBTOUCHMEETINGなど他の勉強会にも参加していたりして休日を過ごしていました。 コロナが流行ってからは、勉強会の参加頻度も少なくなり、開催されてもオンラインで参加できるので余暇を作りやすく、子供と遊ぶ時間が増えました。子供もずっと家にいるだけだと飽きてきてしまうので、今では一緒にキャンプに行ったりしています。
(スタッフ 大杉)

(学生さんからのコメント)
特に印象に残っている質問は、「社会人になってから学生の頃との違いで驚いたことはありますか」です。「学生の頃に想像していたよりも自由に動き回っている」という回答が少し意外に感じました。
気になる質問の回答を沢山聞くことが出来て、とても充実した時間でした!学生の頃と比べて、社会人になってからの生活ってどういう感じなんだろう?忙しいのかな?やっていけるかな?と気になっていたことが、とても解決された気がします。
(香川大学創造工学部サークルSLP 4年 重松亜夢)

【MTG】香川大学SLP 学生ディスカッションをOSC広島へお届け!

担当/講師:香川大学創造工学部サークルSLP

香川大学創造工学部サークルSLPに所属する学生が、「今のSLP」の話と「OBに質問してみた!」の話を発表しました。最近のSLPの活動や、インターン参加の話では、コロナ禍ならではの話を聞くことが出来ました。「OBに質問してみた!」では、事前に集めた回答を紹介しながら、学生と回答について話したりしていました。リモートワークの影響による生活の変化の話もありました。(香川大学創造工学部サークルSLP 4年 重松亜夢)

【MTG】NetBSDのご紹介

担当:日本NetBSDユーザーグループ
講師:蛯原 純(The NetBSD Project / developer)

Apple Mac mini m1 2020でのNetBSD/aarch64起動画面は、14分17秒あたりから。
dmesgはhttps://dmesgd.nycbug.org/index.cgi?do=view&id=6257 です。
nono でのNetBSD/luna68k,OpenBSD/luna88k 起動画面は、23分50秒あたりからです。
(日本NetBSDユーザーグループ 蛯原 純)

<独自企画>

【広島編】さくらの全国行脚オンラインイベント

担当:さくらインターネット株式会社

前半のみしか参加できなかったのですが、非常に面白かったです!
土屋さんのYouTuberのお話は、アウトプットすることの大切さ、それを継続することの大切さを考えさせられました。竹迫さんのお話は、冒頭から笑わせてもらいました。随所に面白いネタがちりばめられ、流れるようなトークとともに、LTという話芸を堪能させてもらいました。
満田さん、西本さんの発表は、地方techコミュニティの課題を率直に語られていたので、こちらも非常に考えさせられる内容でした。YouTube Liveで共有されなかったのがもったいない(でも、Zoomミーティングのみだからこそのお話でもありましたが)と思うぐらい、非常に楽しい時間でした。ありがとうございました!(スタッフ 風穴)

→イベントの詳細ページ

「オープンソースカンファレンス 2021 VR/Hiroshima」

担当:広島Unity勉強会

オープンソースカンファレンスがVR空間にやってきた!
今回、広島Unity勉強会が主催で、VR会場が用意されました。
オフラインで開催していた時の、広島と香川のOSC会場がVR空間に再現されていました。現地のOSCに参加したことがある方は驚かれたのではないでしょうか。

展示会場の他に、セミナー会場もあり、VRで再現された会議室で、オンラインセミナーを聴講するという体験ができました。

アンケートでも感想が寄せられました。

-2021VR/Hiroshimaは凄い!
-今回非公式Hubs会場がありましたが、他のもの(VRでないもの含む)でも良いので、バーチャル会場もあると、個人的には嬉しいです。
-VR会場は思ったより軽量だったし,ZoomやYoutube Liveに比べてシームレスに会場移動ができてよかった
-VR会場が良かった。VR申込みページに日本語チュートリアルへのリンクがあったので前もって練習できて当日はスムーズに利用できてよかった。

今回、盛り上がった地域独自企画の1つだったと思います!(OSC事務局)

<懇親会>

中国・四国地方のお酒や食べ物を各自用意して始まったオンライン懇親会。
途中から、本編のキャリアセッションの延長線が始まったようです。

[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]

<統括(おわりに)>

今年は香川大学 SLP をはじめとする四国のコミュニティの協力があり、例年以上に早い段階で打ち合わせ、企画や内容を始めとし、ミーティングなどを行ってきました。回数もかなり重ね、途中挫折などいろいろなことを味わいましたが、なんとか開催までこぎつけ、形になったため、ホッとしております。

今回の OSC 2021 Online/Hiroshima では多くのスタッフの方に協力いただき、企画会議に出ていた方が初ホストのチャレンジなどもあり、当日朝のスタッフ会議の参加人数が 23 名と、企画から当日、最後まで何かしらの形で協力いただけたのは本当に感謝しかありません。

また、独自企画として VR イベントやハンズオン、コミュニティ交流などもあり、結果としてこの OSC がコミュニティのハブ、学生のハブ、になれたのではないかと思っています。最後にはオープンセミナーの開催など他のコミュニティの動きが徐々に戻りつつことが発表され、未来につながる良いニュースで締めくくることができました。 OSC がなくなると本当に広島のコミュニティは静かになってしまう、と思いもあり、昨年、今年といろいろな企画をチャレンジしてきましたが、そのような話を聞くと、本当に良かったと思います。

当日時間が合わなくて参加できなかったよ、という方は再生リストタイムテーブルからの動画リンクもあるので、ぜひアーカイブ配信でお楽しみください。

来年こそは、ハイブリッドでの開催ができればと思いつつ、9月頃に開催したいと思っています。また、その間も、他地域では OSC は開催され、秋開催は 200 回記念となるため、 VR イベントなどの裏側を含め、どのように進めたのかなど「OSC2021 Online/Hiroshima の企画の裏側とチームビルディングについて 」と題して、セッションを実施する予定です。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。そして、来年もこの時期の連休に集まることができればと思っているので、時間が合えば参加、出展、講演いただけると幸いです。そして、スタッフの方は引き続き来年もよろしくおねがいします!(了)
========================
OSC 広島実行委員会 一同
========================

<事務局より>

次回のOSCは、10/22(金)-23日(土)のOnline/Fallです。
– タイムテーブル(1日目/2日目
参加登録(connpass)

皆様のご参加をお待ちしています。

■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/

LLイベント併催!「オープンデベロッパーズカンファレンス2021オンライン」 開催レポート

LLイベント併催!「オープンデベロッパーズカンファレンス2021オンライン」 開催レポート はコメントを受け付けていません
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年8月28日(土)「オープンデベロッパーズカンファレンス2021」が開催されました。ODCは開発者向けのイベントとして年1回開催しています。技術書のライティングをテーマにしたセッションやLT、言語を集めたLLイベントの併催など、盛りだくさんのプログラムとなりました。

<開催のまとめ>

開催日:2021年8月28日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)

タイムテーブル(5トラック/28セッション + 2LT + baserCMS もくもく会)
→Twitter:#opendevcon
→セミナー動画(タイムテーブル形式YouTubeアーカイブ)
→セミナー資料(まとめ
→併催イベント:Learn Languages 2021(LLイベント)

<参加者の声(アンケートより)>

ライトニングトーク「技術書を書こう」は、本当に期待通りの内容でとても良かったです。
「良いコードを書く技術」を10年ぶりに改訂して気がついたことVS Codeで開発スキルアップするために「やってみたほうが良い」ことなど初心にかえって現在の開発環境やプログラムの書き方を見直す良い機会になりました。
– 重要な情報にもかかわらず中国の事情など早々知れないのでとても貴重であった(中国大陸で開発が進むオープンソースソフトウェア、組み込みOSなど
– 各言語のアップデートだったり、コミッター本人から新しい機能をなぜそうしたかという話を聞くことができて面白かったです。
– 勇気づけられ、やる気が増しました。

今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!今後の開催でも、書籍プレゼントがありますので、ぜひアンケート回答とあわせてご応募ください!

さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
並行プログラミング入門
Reactハンズオンラーニング 第2版
オープンソースの教科書
モウフカブール同人誌セット
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
現場で使えるFlutter開発入門
[増補改訂]良いコードを書く技術

<セミナー>

開催されたセミナーの講演者からの実施レポート、スタッフからおすすめポイントのご紹介です。

【MTG】NetBSDのご紹介

担当:日本NetBSDユーザーグループ
講師:蛯原 純(The NetBSD Project)

今回はNetBSDの概要と、Raspberry Pi0-4/pinebook上の実装状況について紹介した後、NetBSD developerとして活動するために必要なドキュメントの内容を説明しました。NetBSDで動作するOMRON LUNA-I/LUNA88Kのエミュレータnonoについて、概要と初期設定を説明し、実際に動作デモを行いました。(日本NetBSDユーザーグループ 蛯原)

グラフデータベース「Neo4j」入門ワークショップ

担当:Neo4jユーザーグループ
講師:案浦 浩二

最初の10分は説明編として、Neo4jの概要、グラフデータベースが使われているところ、Neo4jのコンポーネント(RDBとの違い)、グラフデータベースの基本的なことについて解説。その後、実際に「Neo4j Desktop」を操作しながら、ステップバイステップでグラフデータベースを体験することができました。要所要所でRDBとの違いやグラフデータベースに特徴的な操作を説明してくれたので、初めてでも分かりやすかったです。
(スタッフ 風穴)

「あれ、コンテナって何だっけ?」から生まれた Rust で書かれた コンテナランタイム youkiの話

担当:うたもく(個人)
講師:講師:うたもく(@utam0k)

講師のうたもくさんが、コンテナが動く仕組みを勉強するための「車輪の再発明」として実装したコンテナランタイム youki についての講演です。コンテナランタイムの中でも runc と同じローレベルランタイムの仲間で、Rust で実装されています。
OCI の仕様を満たすコンテナランタイムを実装したこともさることながら、OSS コミュニティでの共創やエコシステムを育てる姿勢には感心しました。一例として、Good first issue を作成してプロジェクトにコミットしやすくしたり、貢献者への還元を目的に、貢献がより評価されるよう、個人リポジトリから Containers プロジェクトに移管したエピソードがありました。ここでは語りきれませんので、ぜひセミナー動画をご覧下さい。(スタッフ 武山)

ハードの作りで振り返るセガサターン

担当:へにゃぺんて
講師:大神 祐真(代表)

公式で公開されているアーキテクチャ図から、「セガサターン」という家庭用ゲーム機の振り返りを行いました。
セガサターンはCPUやICが多い構成となっており、「CPUブロック」・「ビデオブロック」・「サウンドブロック」・「CDブロック」の領域別に紹介しました。
ハードの作りを振り返る事で、よくネタとして語られる歴史的事実に別の側面が見えてきたり、同世代のハードの中でのセガサターンの特徴も見えてきます。
(へにゃぺんて 大神)

以下のセッションなどでも貴重なお話を聴くことができました。

「良いコードを書く技術」を10年ぶりに改訂して気がついたこと

Pythonブームの裏側で ~Python入門書の執筆&監修 こぼれ話

VS Codeで開発スキルアップするために「やってみたほうが良い」こと

ライトニングトーク

ODC実行委員会
司会:みやはら とおる(OSPN)

飛び込み発表も含め、8人のエントリーがありました。
今回のODCでは、Learn Languages 2021(LLイベント)をODCのトラック内で開催し、様々な言語のセッションが行われました。また、baserCMSユーザーグループは、セミナー講演に加えて、baserCMS ucmitz開発 もくもく会を開催しました。LLイベントと、もくもく会の開催結果のLT発表もございますので、ぜひご覧ください!

※LLイベントの各セッション動画は、講師の確認が取れ次第、YouTubeでアーカイブ公開していく予定です。


<懇親会>

LLイベントも合同で多くの方がリモートで参加されたオンライン懇親会。乾杯後、しばらくするとランダムにグループ分けされて交流会、その後は自由な懇親会の時間となりました。

[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]

<終わりに>

開催したオンラインイベントごとの再生リスト(Youtubeチャンネル)と(タイムテーブル形式を作成しましたので、当日参加できなかった方は、ぜひアーカイブ動画でお楽しみください。

次回のOSCは、9/18(土)のOSCオンライン広島です。
参加登録(connpass)

皆様のご参加をお待ちしています。

■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/

OSC2021オンライン京都 開催レポート

OSC2021オンライン京都 開催レポート はコメントを受け付けていません
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年7月30日(金)-31日(土)「オープンソースカンファレンス2021 Online/Kyoto」が開催されました。

<開催のまとめ>

開催日:2021年7月30日(金)-31日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)

1日目セミナー/ミーティング/独自企画(3トラック、15セッション)
2日目セミナー/ミーティング/独自企画(6トラック、25セッション+3LT)
→Twitter:#osckyoto
独自企画/ブース(3団体)

→セミナー動画タイムテーブル形式(1日目)(2日目
→セミナー資料(まとめ

<参加者の声(アンケートより)>

– 学生さんのLTを聞いて、未来に活躍してくれそうで嬉しかったです。
– 今のエンジニアを目指す若い学生が何に不安と疑問を持っているか具体的に聴けて参考になった。回答には共感した。
– 懇親会にて様々な方々といろいろなお話や意見、情報共有ができたのがよかった。
– ながらで気軽に聴くにはYouTubeが楽だが、やっぱりZoom参加がいいなと感じた。

今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!今後の開催でも、書籍プレゼントがありますので、ぜひアンケート回答とあわせてご応募ください!

仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
解きながら学ぶ Pythonつみあげトレーニングブック
モウフカブール同人誌セット
micro:bitではじめるプログラミング 第3版
自宅ではじめるDocker入門[改訂版]
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築

<セミナー>

2日間で40のセミナー、3つのLTが開催されました。開催されたセミナーの講演者からのコメント、スタッフからおすすめポイントを紹介します。

”爆速!”を実現するPG-Strom v3.0の新機能

担当:ヘテロDB株式会社
講師:海外 浩平

先月(2021年6月29日)に発表されたばかりのPG-Strom v3.0の機能紹介がありました。
NVIDIA GPUDirect Storageを利用したGPUDirect SQL機能に加え、NVME-over-FabricやNFS-over-RDMAを利用出来るようにしたことで、ストレージをネットワーク上に置くことができ、巨大なデータを扱うことが出来るようになっています。しかもネットワーク上のストレージを共有化できるのでデータ入力側と検索側を分散する事も出来てしまいます。将来的にクラウド上で構築が可能になれば、利用シーンが一気に広がりそうです。
10数年前から進化を続けているPG-Stromは、今後とも要チェックです!
(スタッフ みたに)

技術同人誌執筆のススメ~商業誌ビギナーもいらっしゃい

担当:モウフカブール
講師:小笠原 種高

いままでコミケにも参加したことがなく、技術書展とかも、結構興味ありつつ未だに参加できていないのですが、今回このセッションに参加できて、いろいろ情報を得ることができ、とても有意義でした。ところで、モウフカブールってとても魅力的な名前ですね。今の季節は、ちょっと暑いかもですけど(笑)

サイトを見た感じ、2人組ユニット、という感じなのかな?スライドの味わいのあるイラストが良かったです。どうやって書かれているのでしょうか。あと、じいや(伊豆守先生)って誰ですか?とか、いろいろツッコミポイントがあって、とても楽しいセッションでした。

最後には、なんとなく自分でも書けるかも・・という気持ちになってまうぐらいでした。それにしても、技術同人誌、本当にいろいろな種類の本があるみたいで興味津々でした。ちなみに、アンケート回答で小笠原さんやモウフカブール本があたるチャンスがあるみたいです。(スタッフ はやし)

【京都企画】シン・デジタル教育ってなに?

担当:OSC京都ローカルスタッフ有志一同
講師:宮下 健輔・松林 弘治

IT教育について一家言お持ちの松林さんによる最新刊「シン・デジタル教育」についてお聞きする対談です。登壇者2人とも対談形式にあまり慣れておらず終始緊張したままではありましたが、松林さんが本書で伝えたかったことの片鱗は共有していただけたのではないでしょうか。最後には元実行委員長よしだともこ先生からのコメントもいただけました。楽しくてタメになる(?)セッションになっていれば幸いです。(登壇者 宮下)

【MTG】「サイボウズ Office」のiOSアプリをリニューアルした話 + 2021年のエンジニア新人研修「ITコミュニティ文化と情報発信に共通する成長と貢献の要素」裏話

担当:サイボウズ株式会社
講師:榎原 聖太、西原 翔太

サイボウズ開発本部にある、モバイルチームの榎原さんとコネクト支援チームの西原から各チームの取り組みについて発表しました。
モバイルチームは新技術を積極的に選び、もがきながら適応することで、いわゆる負債化までの時間を長くできると考えたようです。すでに使い尽くされている技術は、知見が見つかりやすい一方で、すぐに負債化するリスクがあると判断したようです。
コネクト支援チームは、積極的な情報発信の担い手を増やすため、また、いわゆる草の根の IT コミュニティについて社内の理解を広めるために研修を行いました。サイボウズに閉じない、広い範囲で IT エンジニアの成長環境構築に資する知見となれば幸いです。
(サイボウズ 西原@tomio2480)


『Playwright for PythonではじめるE2Eテスト』『あなたの街でもPython広めませんか?』

担当:一般社団法人PyCon JP Association
講師:Pep299・塚本 佳康

Playwright for Pythonをご紹介しました。自動テストを導入しようと試みて、様々な詰まりポイントが解消できず断念する現場は数多いと思ってます。そういった方々とノウハウを共有し、より良い開発ライフを送るためにこの内容を選定しました。当セッションではツールの紹介に留まりましたが、ツール選定や詰まりポイント解消のノウハウなども今後共有していければ、と思っております。(一般社団法人PyCon JP Association Pep299)

【MTG】NetBSDのご紹介

担当:日本NetBSDユーザーグループ
講師:蛯原 純(The NetBSD Project / developer)

Raspberry Pi上でのNetBSD実装の状況と、かつて京都で開発されたワークステーションOMRON LUNA向けNetBSD/OpenBSD実装について紹介しました。ハードウェアの維持稼働が困難になっている機器については、エミュレータ上で、ある程度エラーを解消したのちに実機で検証する手順で最新版のOSを保守開発しています。
(日本NetBSDユーザーグループ 蛯原)

Java 17直前!オレ流OpenJDK「の」開発環境

担当:株式会社NTTデータ
講師:末永 恭正

OpenJDK を「使う」のではなく「つくる」方法についてお話しさせてもらいました。2021 年 9 月には本番環境へも導入しやすい長期サポート版の Java 17 のリリースが予定されています。自分でディストリビューションを作って配布するのはもちろんのこと、OSSの醍醐味の1つである「自分で修正すること」にチャレンジするお手伝いができればと思い資料を作りました。ぜひご覧ください。(株式会社NTTデータ 末永)

【京都企画】学生さんの質問に答える座談会

担当:OSC京都ローカルスタッフ有志一同
司会:宮原 徹(オープンソースカンファレンス事務局)
回答者:職業「戸倉彩」・松林 弘治

今回OSC京都に学生スタッフとして参加していたのですが、ローカルスタッフとして学生LT大会とこの座談会にも参加させていただきました。学生が社会人の方々に直接質問できる機会は少ないので、とても貴重な体験となりました。特に女性のエンジニアの活躍や、コロナ禍における働き方の変化などは、この世の中において非常に重要かつ気になるポイントで、短い時間の中ではあったものの、じっくりとお互いお話しする事ができて非常によかったです。
他にも学生目線で感じる素朴な疑問やショートカットキーのお話などで終始盛り上がり、若干時間オーバーもしつつ参加者全員で非常に有意義な時間を共有できたと思います。改めまして回答いただいた登壇者の方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。(大阪情報コンピュータ専門学校 ITCreate部 部長 堀内黎司)
(※動画は非公開)

【京都企画】学生ライトニングトーク大会

担当:OSC京都ローカルスタッフ有志一同
司会:堀内 黎司(大阪情報コンピュータ専門学校)

「僕とプログラミングの話」:今回部活動から外部のイベントへ参加することになりいろいろと迷ったり、どういうお話をすべきなのか考えたのですが、結果的に自分らしい発表ができてよかったです。ものづくりに対する姿勢、学生だからこそできることなど今回の場にふさわしい内容かつ企画を通じての交流にも繋がったかと思いました。
初参加ということもあり慣れない中での司会進行でしたが結果的にうまく盛り上がったかと思います。また機会があれば、特にほかの学校の学生との交流も含めて場をお借りできれば幸いです。(堀内 黎司)

「おうち飯の魅力」:普段ITCreate部という部活で活動しており、部活内でLT大会を行う事も多々あるのですが、今回このような形でインターネットを通じ多くの人に向けてLTをするというのはとても新鮮な体験でした。LTの内容としては、コロナ禍における食との向き合い方の一つとして、自分で食事を作ることの魅力を実践も交えて紹介しています。(山岡 諒太)

「ウマ娘ちゃんと走ってない説」:こうした場で発表をするのにあまり慣れていないのもあり、緊張しましたが、発表について確認の質問などを丁寧に対応していただいたのもあってLT当日は心置きなく発表に集中できました。また発表後の雑談などで他学校との交流もあり、大変有意義な時間になりました。次回参加するときは是非実際に対面して発表したいと思えました。(本郷 和則)

【特別企画】NEC×エンジニアカフェ×サイボウズの座談会〜Youは何してるの?〜【誰でもどうぞ】

担当:サイボウズ株式会社
講師:久宗 大雅(サイボウズ)、栢野 翔太(NEC)、米嶋 大志(NEC)、寺元 力(福岡市エンジニアカフェ)、田中 聡至(福岡市エンジニアカフェ)

「NEC×エンジニアカフェ×サイボウズ」で座談会を行いました。まず各自の展示などの紹介を行い、NECさんからはBlackDuckのデモを行っていただき、その様子をみんなで眺めながら感想や質問などもしました。エンジニアカフェを利用している方から「NEC・サイボウズに聞いてみたいこと」に答えるコーナーでは「OSSを広めていく取り組みとしてどういうことをされてるのか?」について2社でお答えしつつ、OSSについての課題など意見交換していました。また、「BlackDuck自体のOSS版がほしい」「サイボウズラボユースの話が聞きたい」というお題についてもそれぞれお答えしたりしていました。

それぞれの話題も盛り上がり程よく余韻が残る感じで、次の企画につながりそうな。時間が足らず延長したりしましたが、それでもあっという間でした。ゆるく自由にわいわいできて面白い会になった雰囲気を動画でお楽しみください。(サイボウズ 久宗@tignyax)

<懇親会>

2日目最後のライトニングトークで盛り上がった後は、OSCオンラインでは定番となった懇親会です。夜遅くまで色々なテーマに分かれて交流が行われたようです。

[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]

<終わりに>

開催したオンラインイベントごとの再生リスト(Youtubeチャンネル)とタイムテーブル形式(1日目2日目)を作成しましたので、当日参加できなかった方は、ぜひ動画配信でお楽しみください。

次回のOSCは、8/28(土)のODCオンラインです。
タイムテーブル
参加登録(connpass)

皆様のご参加をお待ちしています。

■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/

独自企画多数!「OSCオンライン北海道」
開催レポート

独自企画多数!「OSCオンライン北海道」
開催レポート は
コメントを受け付けていません

このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年6月26日(土)「オープンソースカンファレンス2021 Online/Hokkaido」が開催されました。

<開催のまとめ>

開催日:2021年6月26日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)

タイムテーブル(8トラック、50セッション+LT&閉会式)
→Twitter:#osc21do
展示ブース(6団体)

→セミナー動画(タイムテーブル形式YouTubeアーカイブ)
→セミナー資料(まとめ

<参加者の声(アンケートより)>

– スケールの大きい北海道企画すごかったです
– 皆さんの詳しい知識と経験を背景に、きゅっと詰まったお話をきかせてくださり、大変勉強になりました
– 自分の詳しくない分野の知識について情報を得ることができて楽しかったです!
– 北海道のスタッフさんの熱量がとても高く、参加していて本当に楽しかったです。北海道企画のカレーカンファレンス、ヨガといったセッション も、独自性が高くて面白いですね。
– コミュニティをテーマにした各セッションが、個人的にもとても身近な題材で興味深く聴いていました
– 来年こそはコロナが終息してコンベンションセンターに集まりたい

今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!今後の開催でも、書籍プレゼントがありますので、ぜひアンケート回答とあわせてご応募ください!

最短距離でしっかり身に付く! Webアプリケーション開発の教科書
そろそろ常識?マンガでわかる「Linuxコマンド」
Make: Electronics 実践編
運用改善の教科書~クラウド時代にも困らない、
 変化に迅速に対応するためのシステム運用ノウハウ

さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
ゲーム作りで楽しく学ぶ Pythonのきほん
「TWELITE PAL」ではじめるクラウド電子工作
自宅ではじめるDocker入門[改訂版]
モウフカブール同人誌セット

<セミナー>

セミナー、ミーティングの他、A会場では、恒例のカレーカンファレンスや、椅子ヨガなど、様々な北海道独自企画が配信されました。まずは、北海道LOCAL学生部のメンバーが独自企画の2セッションを紹介します。

【北海道企画】「実行委員長出発式〜オコタン崎1000年のミズナラへ〜」

担当:OSC2021 北海道実行委員会
講師:OSC2021 北海道実行委員会のメンバー

「オンラインでも北海道感を溢れさせるために,大自然を相手にオンラインコンテンツを展開する,OSC北海道実行委員会の新たな挑戦」と銘打たれたこの企画、「実行委員長はどこに行くんだ??」「なんでミズナラなんだ??」等々気になることが盛りだくさんのタイトルですね。なんでも、元々は「オコタン崎の原生林の中にある樹齢千年のミズナラを目指して進んだ軌跡をオープンストリートマップで共有する」という企画だったそう。しかし、オコタン崎には行けなくなってしまったそうです……(熊の脅威を鑑みての判断とのこと)。

そんなことではへこたれないOSC2021 北海道実行委員会、急遽企画を変更!「北海道周遊バトル」が開催されました!これは2人のプレーヤーが車で道内を巡り、訪れた道の駅の数で競うというもの。プレーヤーである、実行委員長の西原さん・さかじさんがそれぞれのスタート地点から作戦と意気込みを語りました。果たしてバトルを制したのはどちらなのか!結果は【閉会式の動画】で!

【北海道企画】「北海道ITコミュニティの現状共有会」

担当:OSC2021 北海道実行委員会
講師:木原 卓也 (@tacck)(ゆるWeb勉強会@札幌)、瀬戸田 慎一(OSC北海道実行委員会)、中村 拓也(Code for Hakodate)、谷津柚伍(情報処理技術研究会)

こちらのセッションでは、コロナ禍で勉強会の形や在り方にどのような変化があったのか、北海道ITコミュニティの方々が座談会形式でそれぞれの現状や思いの丈を共有されていました。

すんなりとオンライン化に移行できたパターンもあればうまくいかなったパターンもあり、コミュニティ運営では皆さんが様々な思いを抱えられているようでした。

現在学生でもある、情報処理技術研究会の谷津さんからは、オンライン活動におけるネットワークの弱さの問題を挙げられていました。プログラミングや3DCGの作業をやりながら画面共有を見ることの難しさなど、学生目線からもとても共感できるお話でした。

継続的に一定数の参加者を確保しておくためにどうすればよいのか?という問いかけに対し、Code for Hakodateの中村さんは事情に合わせた場づくりのデザインをする、という工夫をされているようで参加者の状態に合わせて気を遣ってみたり決め打ちにしてみたり、といったバランス感覚の大切かもしれない、というお話がありました。

オンライン配信ツールのお話では、ゆるWeb勉強会@札幌の木原さんからは、ストリームヤードのようなサービスに少しお金をかけてうまくいくような工夫をしている、といった事例の紹介もありました。筆者自身もコミュニティの在り方について考えさせられる、とても感慨深いセッションでした。

ここからは、セミナー講演者、関係者、スタッフからのレポートのご紹介です。

「【Katacoda環境を利用したLinuCハンズオンセミナー】
ファイルの所有者とパーミッショ ン/アカウント管理」

担当:特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
講師:河原木 忠司(「最短突破LinuCレベル1合格教本(技術評論社)」著者)

Linux を使っていると必ず必要になるパーミッションやアカウントの管理について、初歩的なことから解説されていました。実際に、手を動かしながら確認していました。ハンズオンなどになると、環境構築などかなり時間がかかってしまいますが、45分という短い時間の中でできるような工夫がされており、また、 LinuC の試験を受験するための学習ポイントについても解説されていました。
普段何気なく使っているコマンドやファイルパーミッションの原理などを手を動かしつつ、紐解かれており、改めて理解することができたのではないでしょうか。
(スタッフ 大杉)

「MySQL開発最新動向」

担当:Oracle Corporation (MySQL Community Team)
講師:生駒 眞知子

システム開発を行うときにデータベースとして利用される MySQL の更新内容について話されていました。とくに、開発中によく行う TRUNCATE や DELETE などの処理であったり、細かなところでパフォーマンスの改善がグラフなどを通じて視覚的にわかるようになっていたと思います。(スタッフ 大杉)

「しばらくMySQLから離れていた人が最近のMySQL情報に触れて分かった気分になるための45分」

担当:日本MySQLユーザ会(MyNA)
講師:坂井 恵(日本MySQLユーザ会 副代表)

最近のMySQL情報について、「ごぶさた」な人にも分かりやすく紹介するセッションでした。難しすぎないよう簡潔にまとめられていて、詳しくない人でも「分からなさすぎて」置いてけぼりにされることがなく、最後まで楽しく視聴できました。
(スタッフ 風穴)

「Blazor Unplugged」

担当/講師:坂本 純一(個人)

C# でシングルページWebアプリケーションが作れるフレームワーク「Blazor」について、Q&A形式で解説するセッションでした。素朴な疑問から、実践的な質問まで、ひとつひとつ丁寧に回答していて、とても分かりやすかったです。(スタッフ 風穴)

「OSSのライセンス入門 」

担当:NEC
講師:姉崎 章博(NEC OSS推進センター)

OSSのライセンス入門として、FreeBSD、Apache、そしてLinuxなどのGPLのライセンスを紹介しました。GPLでソース開示が必要な理由も紹介していますが、今回は、ApacheのライセンスファイルにはApacheで入れ込んだOSSのライセンスも入っていることを明記しました。毎回このような改善を繰り返していることに気が付いていただけたコメント・質問もあり、うれしかったです。(NEC 姉崎)

「OSSライセンスは著作権行使の許諾条件」

担当:OSSライセンス姉崎相談所
講師:姉崎 章博(OSSライセンス姉崎相談所)

OSSライセンスの前提となっている著作権について語っています。「OSSライセンスは著作権行使の許諾条件だから、著作権を行使しない使い方をすれば、GPLもApacheライセンスもBSDライセンスも気にする必要はありません。著作権をちょっと理解すれば、自由が広がるかも」ちょっと難しいけど本質的なお話をしました。
(OSSライセンス姉崎相談所 姉崎)

「システム運用の変化と運用改善の必要性」

講師:近藤 誠司

運用改善の教科書の1章を丸ごと解説しています。運用改善がなぜ必要になってきたのか、システム運用を取り巻く環境の変化や、ITILやCOBITといったフレームワークの変化も合わせて説明しています。運用に携わる方もそうでない方も、是非アーカイブをご覧ください。(運用改善の教科書 著者 近藤)

「ノーコード/ローコード界隈に衝撃を与えたRPA
四六時中RPAについて考えている3人が魅せる「RPAから始めるDX」 」

担当:RPACommunity札幌
講師:Λ(らむだ)・はなっち!

1日の全てをRPAに捧げているといっても過言ではない3人より、RPAとDXについてのお話とRPAツールUiPathとWinActorを実際に使用したLIVEデモを行いました。RPAやDXについてもっと知りたい、RPAツールのことを詳しく知りたいという方は、ぜひRPACommnityへご参加ください。現在はオンラインで毎週1~2回いろいろな支部が勉強会を行っております。来年はさらにパワーアップしてお届けできるように頑張ります!(RPACommunity札幌 Λ(らむだ))

「平成生まれのためのITコミュニティ歴史講座」

担当:日本UNIXユーザ会
講師:三谷 公美(LOCAL)・榎 真治(日本UNIXユーザ会)・松澤 太郎(日本UNIXユーザ会)

「北海道ITコミュニティの母」とも呼ばれている三谷公美さん(LOCAL)をお招きし、三谷さん自身のコミュニティ活動歴を振り返る形で、日本のITコミュニティの歴史を紹介するセッションです。古くは1990年代後半のJavaやインターネット関連のコミュニティに始まり、北海道へ移住してからの活動、東京と北海道を往復しながら考えることなど、豊富な内容になっています。ぜひご覧ください。(日本UNIXユーザ会 法林)

「OSC北海道の展示ブースツアー〜みんなで一緒に覗いてみよう!〜【miroを知る機会にも】」

担当:サイボウズ株式会社
講師:久宗 大雅(@tignyax)、および各展示ブース担当の方々

OSC北海道のみなさんの展示ブースを紹介するセッションを行いました。各展示ブース担当の方にも参加していただき、それぞれの展示ブースを紹介いただきました!参加できなかった所は私が簡単にご紹介。初めての試みでしたがわいわいゆるく展示ブースツアーをできたかなと思います。いきなり展示ブースに行くのはハードル高いと思うのですがきっかけになれば幸いです。また展示ブースというものの認知向上になれば!
(サイボウズ 久宗@tignyax)

「サイボウズLT会〜色んな人が色んな発表するよ〜」

担当:サイボウズ株式会社
講師:久宗 大雅(@tignyax)三苫 亮(@mitomasan)、上岡 真也(@ueokande)

サイボウズのメンバーによる発表会です。複数のメンバーがそれぞれ違うテーマで発表をします。今回はkintone開発Yakumo基盤チームより2本。「「さよなら Flaky 。不安定なテストの探し方」というお話」を三苫亮より。「SLO策定とアラート設定までの長い道のり」を上岡真也より。どちらも実例を元にした面白い話です。是非みなさまの参考になれば!(サイボウズ 久宗@tignyax)

「今から始めるLinuxコマンド操作入門」

担当:日本仮想化技術株式会社
講師:水野 源

「Linuxのコマンドに興味があるけど、何から始めたらいいか解らない」「コマンドなんて解らないのに、業務の都合で使う必要が出てきてしまった」といった、CLI初心者向けのはじめの一歩となる解説です。あの黒い画面はそんなに怖いものじゃない、使いこなせればとても便利、ということを感じていただけたらと思います。もっとCLIをしっかり勉強してみたいと思ったら、紹介している書籍もぜひ参考にしてみてください。
(日本仮想化技術 水野)

「Goで歩む自作シェルの世界」

担当:OSC2021 北海道実行委員会
講師:灰原 渉

LOCAL学生部現部長のはいばらさんが自作シェル「lalash」についてのお話をされていました!はいばらさんは今回、「OSやコンパイラなど、皆なにかを自作している」「皆があまりやっていないことをやってみたい」という思いから、Go言語でシェルを自作されたとのことでした。

冒頭では、実はPOSIXに標準化されているという「シェルとは何か?」についてのお話。 「シェルはプログラミング言語である」ということ、つまり「シェルを自作すること=インタープリタを自作すること」になるのだ、と気づかれたとのこと。
それでは実際にどうやって作っていったのか?ということで、自作シェル「lalash」の紹介・インタプリタとしてのシェルがどう動いているのか・内部コマンドのお話、という構成でお話してくださいました。

たとえばlalashでは、パイプ演算子`|`の代わりに`l-pipe`という独自のコマンドを実装されていて、`a | b`→`l-pipe a b`というように、非常にシンプルな記法で使うことができるとのこと。このように、POSIXシェルでは演算子として実装されている機能を、lalashでは極力内部コマンドとして実装されているということでした。
非POSIXシェルを作ってみた感想として、「がっつり標準から外れたものを一回作ってみると、勉強にもなるし楽しいのでおすすめです」とのことでした。
普段なにげなくお世話になっているシェルですが、その内部の仕組みについてとても勉強になった同時に、筆者もシェル自作してみたい!とわくわくするような楽しいお話でした!(北海道LOCAL学生部 メンバー)

「【MTG】みんなで開発環境をオススメしあおう! LT&座談会 」

担当:Javaエンジニアグループ北海道(Java Do)
講師:Javaエンジニアグループ北海道スタッフ

「手元の開発環境の良い所やノウハウを共有したい」という思いを元に、LT&座談会を行いました。はじめての発表形式での挑戦となりましたが、スタッフ側としてもパッケージマネージャや、VSCodeによる環境設定・コンテナとの連携のノウハウや気づきを共有できたのではと感じています。今回の発表内容や、参加者から最後に寄せられた新たなキーワードが、ぜひ皆さんの開発環境構築のヒントにつながると良いなと思います。
(Javaエンジニアグループ北海道 山川)


<懇親会>

多くの方がリモートで参加されたオンライン懇親会。乾杯後、しばらくするとランダムにグループ分けされて交流会、その後は自由な懇親会の時間となりました。

[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]

<終わりに>

開催したオンラインイベントごとの再生リスト(Youtubeチャンネル)と(タイムテーブル形式を作成しましたので、当日参加できなかった方は、ぜひ動画配信でお楽しみください。

次回のOSCは、7/30(金)-7/31(土)のOSCオンライン京都です。
1日目タイムテーブル
2日目タイムテーブル
参加登録(connpass)

皆様のご参加をお待ちしています。

■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/

OSC2021オンライン名古屋:開催レポート

OSC2021オンライン名古屋:開催レポート はコメントを受け付けていません
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年5月29日(土)、「オープンソースカンファレンス2021 Online/Nagoya」が開催されました。

<開催のまとめ>

開催日:2021年5月29日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)

セミナー/ミーティングプログラム(6トラック、28セッション+企画+LT)
→Twitter:#oscnagoya
展示ブース(2団体)

→セミナー動画(タイムテーブル形式YouTubeアーカイブ)
→セミナー資料(まとめ

<参加者の声(アンケートより)>

– なかなかコアな話が聞けて良かった。OSCの醍醐味ですね。
– A会場の企画はラジオ感覚で流しっぱなしにできてよかったです。
– 遠隔地からも参加できるので、今後オフラインが復活してもオンラインも残して欲しい。
– 動画がアーカイブとして残っている点がさらに素晴らしいな、と思いました。
– 説明に加えてデモも積極的に行うと、より充実した内容になると思いました。
– 地域ならではの活動や座談会などが、もっと多くても良いかと感じました。

今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!
今後の開催でも、書籍プレゼントがありますので、ぜひアンケート回答とあわせてご応募ください!

・『最短距離でしっかり身に付く! Webアプリケーション開発の教科書〜Ruby on Railsで作る本格Webアプリ〜
・『そろそろ常識?マンガでわかる「Linuxコマンド」
・『仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
・『ゼロからのOS自作入門
・『PyTorch実践入門
・『プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版]
・『実践TypeScript
・『自由自在に動画が作れる高機能ソフト DaVinci Resolve入門
・『Jetson Nano 超入門 改訂第2版
・『TWELITEではじめるカンタン電子工作 [改訂版]
・『「TWELITE PAL」ではじめるクラウド電子工作
・『自宅ではじめるDocker入門[改訂版]
・『さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
・『UXデザインの法則

<セミナー>

セミナー、ミーティング、名古屋独自企画など、多くのセッションが配信されました。講演者、関係者からいただいたコメントを添えて、いくつかご紹介させていただきます。

「Webアプリケーション開発はじめの一歩 」

担当:中央大学 飯尾研究室
講師:飯尾 淳(中央大学 国際情報学部 教授)

Webアプリケーション開発のイロハ、最初の一歩について、ご紹介しました。中央大学はAI・データサイエンス教育に力を入れており、学部を問わず全学の学生が受講できるデータサイエンス科目がいくつか開講されています。そのひとつであるデータサイエンスツール科目としてRubyとRoRを用いたWebアプリケーション開発とそれを利用したデータの収集・分析をテーマとした科目を私が担当しています。今回のセミナーはその入り口となるものです。対面でセミナーができるようになったら、ぜひ、ハンズオン形式で皆さんと楽しみながら、また実施したいところですね。
(中央大学 飯尾研究室:飯尾)

はじめてのNode-RED

担当:Node-RED User Group Japan
講師:古城 篤・田中 正吾・萩野 たいじ・横井 一仁

Node-RED User Group JapanのメンバでNode-REDの入門者向けの内容をご説明しました。本セッションでは、Node-REDのプログラミングモデル、画像を扱うフローの開発手順、クラウドでの利用法を解説しました。その後Node-REDが得意とするサイバーフィジカルシステムの一例として、地図上に飛行機の位置を可視化するデモを紹介しました。当日はオンラインで約50名の方に視聴して頂き、Twitterで「めっちゃ面白いじゃん」「今度試そう」「夢が広がる」等コメントを頂きました。
(Node-RED User Group Japan 横井)

サイボウズのプロダクト開発と開発文化 〜 kintoneとGaroonの開発現場から

担当:サイボウズ株式会社
講師:下地 勇人、杉山 祐一、上岡 真也

サイボウズの主要な2製品であるkintoneとGaroon。その開発に携わっている現場エンジニアに開発文化を語っていただいています。
インタビュワーはコネクト支援チームです。規模の大きいプロダクト開発をどのように行っているのか垣間見れると思います。何かの参考になれば幸いです。気になることあればなんでも気軽にご相談ください!私かもしくはお近くのコネクト支援チームメンバーまで!(サイボウズ 久宗@tignyax)

「ゼロからのOS自作入門」の執筆を支える技術

担当:サイボウズ株式会社
講師:内田公太(@uchan_nos)(サイボウズ・ラボ株式会社)

「ゼロからのOS自作入門」の著者である内田さんより、執筆の工夫を紹介していただきました。OSのソースコードと、書籍のテキストを並行して書いていくスタイル。整合性を崩さずに執筆するために、どんな工夫をしたのか、どのようなツールを使ったのかなどを紹介しています。この執筆のために自作したGit関連ツールも登場します!
(サイボウズ 久宗@tignyax)

【MTG】名古屋*BSDユーザグループ第254例会 ~NBUGなひととき~

担当:名古屋*BSDユーザグループ & 日本NetBSDユーザーグループ
講師:蛯原 純(The NetBSD Project/developer)

最近はOSC日程にあわせてオフラインミーティングの会場を確保して、OSCにオンラインで参加するようにしています。国内/国外複数拠点からOSCのミーティング形式に参加できることを目標にしています。(日本NeBSDユーザーグループ 蛯原)


<懇親会>

多くの方がリモートで参加されたオンライン懇親会。乾杯後、しばらくするとランダムにグループ分けされて交流会、その後は自由な懇親会の時間となりました。

[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]

<終わりに>

開催したオンラインイベントごとの再生リスト(Youtubeチャンネル)と(タイムテーブル形式を作成しましたので、当日参加できなかった方は、ぜひ動画配信でお楽しみください。

次回のOSCは、6/26(土)のOSCオンライン北海道です。
タイムテーブル
参加登録(connpass)

皆様のご参加をお待ちしています。

■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/

Older Entries