初開催!OSC2012 Ehime 来場者は約220名!!

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OSC2012 愛媛 実行委員長の今岡です。
去る3月24日に、愛媛大学総合情報メディアセンターにてオープンソースカン
ファレンス2012愛媛
を開催いたしました。3月も下旬でお忙しい中、多数の出展
団体の皆さまと来場者の皆さまに今年度最後のOSCを盛り上げて頂きました。

日時:2012年3月24日(土)
場所:愛媛大学 総合情報メディアセンター
出展団体数:34団体
セミナー数:28(4トラック)
展示数:29ブース
参加人数:約220名

前日までの雨はあがったのですが、風が強く肌寒い一日でした。同じ四国の高知
ではもう桜の開花宣言が出たのですが、愛媛の春は今しばらく足ふみの様です。


写真は正門に設置した立て看板です。風にあおられて倒れないように河原学園の
学生スタッフがしっかりと紐で固定してくれました。

実行委員会の中で、昨年の香川ではうどんの景品があったので、今年も何か愛媛
らしい企画をしたいという話になり、今回はOSC2011 香川の実行委員長を務めた
白石さんのご実家の白石農園や知人の生産者から10Kg段ポール9箱のみかん
(イヨカン、デコポン、アンコール)とジュース1箱を、ご提供頂きました。

ご提供頂いたみかんは受付でプログラムと一緒に来場者の方に配布しました。ま
たLT後のじゃんけん大会の景品としても大好評でした。景品で当たった方は是非
提供者の農家の方にご感想などお寄せ頂ければと思います。



■展示会場の様子
スポンサー・コミュニティ合わせて29団体のブースが出展されました。

▼展示会場の様子

その中でも地元瀬戸内地域に縁のある団体を中心にレポートします。

▼Joruri CMS
OSCではお馴染みの貴田さんのJoruri CMSのブースです。四国徳島で開発され、2010年にオープンソース化しました自治体サイト向けCMS Joruri。プロダクトの内容や開発の背景をご説明しておられました。来年は是非徳島でもOSCを開催したいですね。




▼STLUG(瀬戸内 Linux ユーザ会)、S*BUG(四国*BSDユーザ会)

STLUG,S*BUGの共同ブースです。右がOSC2011 香川の実行委員長の白石さんです。今回はスタッフとしても参加していただきました。








▼河原電子ビジネス専門学校 デジタルテクノロジー科

リアルタイムOS、nxtOSEK上でC言語を利用した学習の取り組みなどを展示されていました。下記の写真はLEGO MINDSTORMS + nxtOSKを利用したリアルタイムOSのデモ風景です。






▼四国GTUGと瀬戸内Androidデベロッパー倶楽部

どちらも瀬戸内地域を中心にセミナーやハッカソンを積極的に開催されています。










▼スタジオ蜜柑

地元松山で活動されているスタジオ蜜柑さん。自作のAndroid向けノベルゲームエンジン KASをオープンソースとして公開されています。愛媛らしくみかん色のパーカーがよく似合いますね。






▼プロペラブ×日本アンドロイドの会・神戸支部

プロペラCPU関連作品、Androidと連携するロボットなどを展示していました!












▼秘密結社オープンフォース

OSCでのキッズコーナーが遂に実現!乳児連れのお母様の休憩に、むずがる幼児
の気分転換に、お気軽にご利用ください!

袖すりあわすのも何とやらで、隣になった出展者同士で名刺交換している光景を
目にしました。これを機にコミュニティ間の新たな連携とか協力関係に発展して
いけば良いですね。地元と全国のコミュニティとのマッチングの場を提供できた
とすれば愛媛でOSCを開催した甲斐があったというものです。



■セミナーの様子
7コマ4トラックのセミナー枠がすべて埋まる28団体のセミナーが開催され、
講師の方々には目一杯熱弁をふるって頂きました。

医療分野でのオープンソースソフトウエア開発と利用

医療オープンソースソフトウェア協議会,openEHR.jpの小林さんの発表です。
愛媛から世界に向けて、そして未来に向けた医療OSS開発の現状について熱く語られていました。






AndroidからPICマイコンのForthで動かすロボット制御

ちいといつ(@titoi2)/すーあん(@ksksue)さんの発表です。写真はPICマイコン用のForthを開発したちいといつさんです。以前からAVR用のForthを作っていたという話は聞いていたのですが、最近PICに移植されたんですね。




Windows Phone アプリケーション開発入門

PROJECT KySSの薬師寺 国安さん薬師寺 聖さん 、地元松山市に在住でXMLや.NETの著書多数。いつも講演はお二人でされています。








Go言語でプログラムを作るよ!

今回は岡山から四国GTUGの助っ人で松山に駆けつけて来てくれました。横山さんは愛媛県の今治市の出身だそうです。












■水軍太鼓が登場!ライトニングトーク


満員の会場で開催された、ライトニングトーク!
何と言っても今回は愛媛ならでは?!ドラ娘ではなく「風早流伊予白鷺太鼓」の
みなさんの太鼓で時間を知らせます!!迫力のある和太鼓に、皆さん聞き入ってい
ました。



■懇親会
懇親会は愛媛大学内の学食を貸し切りで開催しました。立食形式で60名で予約
していたのですが、あっという間に事前申し込み枠は埋ってしまいました。誰の
アイデアか意外とカレーが大好評で気がついたときには寸胴のカレーは全て平ら
げられていました。

▼人気のカレー(セルフサービス)

後半は恒例のLT大会第2部がはじまり、水軍太鼓はなかったのですが第1部の
LTに劣らない盛り上がりを見せました。

懇親会の締めくくりは愛媛大学総合情報メディアセンターの佐々木隆志先生に一
本締めで締めていただきました。佐々木先生には会場の日程調整、共催者の情報
処理学会四国支部および愛媛大学総合情報メディアセンターとの窓口、前日の出
展者の荷物の受取まで、いろいろな事をお引き受けくださりました。
ありがとうございました。



■OSC愛媛オリジナル缶バッチ
今回の懇親会では出席者の目印としてOSC愛媛初開催記念の缶バッチを作成し
てみました。

図案は愛媛の代表的な農産物の伊予柑をモチーフに、出展団体のみなさんに感謝
の意を込めてその名を記しました。懇親会参加者のみの配布ではありますが愛媛
でのOSC参加の記念になれば幸いです。

今後、他のOSCに参加される皆さんには是非この缶バッチを付けて行って頂い
て、OSC愛媛に参加した証であることをアピールして頂ければと思います。

また他のOSC開催地でもご当地缶バッチを作成してみてはいかがでしょうか。
「伊予カンバッチ」のGIMPによる画像データをOSC愛媛の公開資料に掲載して
いますので、改変も含めご自由にお使いいただければと思います。



■最後に
OSCが四国で開催できるようになったきっかけは、高知大学名誉教授、故 菊地時
夫先生が2009年に高知開催を実現してくださったお陰です。菊地先生の遺志を引
き継ぎ、2011年の香川に次いで、2012年は愛媛でオープンソースカンファレンス
を初開催できたことを、ご協力頂きました全ての皆様にこの場を借りてお礼を申
し上げます。

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OSC2012 Ehime 実行委員長
今岡工学事務所

今岡 通博
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