[リレーコラム] OSC100回目に向けて(やまがた メイカーズ ネットワーク(略称:YMN)齋藤秀志)

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みなさんこんにちは。YMNメンバーの齋藤秀志です。
OSC100回おめでとうございます!

YMNは、設立して2週間にも満たない山形県にあるコミュニティです。
YMNについては、後ほど触れたいと思います。

私のOSS生活のスタートは、1994年ごろにslackwareとの出会いからと記憶
しています。動機は不純で、自宅にLinux機があれば、学校に行かなくても
研究が進められるということでした。
その後、高校に勤務しましたので、学校教育にOSSを取り入れた様々な取り
組みを行いました。
「Open School Platform(OSP)」プロジェクトへの参加
「小学校にLinuxを導入しよう!プロジェクト」(学校の特別活動)
ネットディ(学校のLAN整備とOSS導入のボランティア活動)
この他、高校生が学んだOSSの知識・技術を活かして、高校生が講師となり、
小中学生や地域の方々と様々な活動を展開しました。このころ、高校生が
LPICに合格したということで、LPIさんから取材を受けたことがきっかけで、
OSCに参加するようになりました。


また、県の事業で、学校にびぎねっとの宮原さん、SRA OSSの石井さんに
お越しいただき、パネルディスカッションを行ったりと、懐かしい思い出
でいっぱいです。
学校教育におけるOSS活用や実践的活動が評価され、OSS奨励賞をいただく
ことができました。

現在は、学校から離れて教員研修を担当する機関に勤務しています。ここ
でも、OSSを活用した教員研修を実施しています。情報モラル教育を体験的
に研修するため、OSSを活用した様々な持ち運びのできる教員研修用パッケ
ージを開発し、各学校等にサーバーを背負って訪問し、教員研修を実施し
ています。

私がOSCで得られた最大の宝物は、”人の和”だと思っております。
OSC関係者のみなさまとの出会いから、たくさんのご支援とご協力を
いただいております。今後も大切にしていきたいと思っております。

山形県にもオープンソースソフトウェア、オープンハードウェアを含めた
コミュニティを作りたい。この思いで設立したのがYMNです。
YMNは、ものづくりが盛んな山形県ならではの「地の利」を活かし、本県の
教育界、産業界、関係機関等の有志が連携し、ものづくりを通じて、変化
の激しい時代を生き抜くために必要な能力を身に付けるための教育活動を
展開・支援し、やまがたの次代を担う“人財”を育成することを目指して
います。

スタートアップの取り組みとして、オープンソースの3Dプリンターを
学校に導入する「次代を担う子どもたちに3Dプリンターを贈ろう!」
プロジェクトを進めています。
今後、OSSの勉強会等、会員の企画・提案型のプロジェクトを進めて
いきたいと考えています。

最後に、次の200回、300回と、OSCの今後ますますのご発展をお祈り
申し上げます。
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やまがた メイカーズ ネットワーク(YMN)
http://www.y-makers.net/
https://www.facebook.com/yamagata.makers.network
齋藤秀志
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※このコラムは、これまでOSCを支えていただいた方に
 思い出を語っていただくリレー連載です。

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