OSC2011 Sendaiも無事開催!!ご来場ありがとうございました

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OSC仙台実行委員会、事務局の黒澤です。

このたびの震災で亡くなられた方にお悔やみを申し上げますとともに、被害に
あわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

2011年5月21日(土)、オープンソースカンファレンス2011 Sendai東北電子専
門学校
を会場に開催されました。

私は、仙台の事務局として開催までの準備に携わっていましたが、地震発生後の
この時期にOSC仙台を開催できたのは、多くの方々のご協力のおかげです。
本当にありがとうございました。

3月11日から開催当日まで、2ヶ月ちょっとの間に本当に色々とありましたが、
あっという間に過ぎていったように思えました。地震の後には雪が降り寒さが厳
しく、冬に起こった災害という印象でしたが、OSC仙台当日は、すでに梅雨を思
わせる雰囲気で、季節が変わったことを実感しました。

当日の朝方はあいにくの雨模様でしたが、開場の時間には曇り空となり気温も上
がり、蒸し暑い天候となりました。

震災直後、多くのイベントが中止や延期となりました。地元の実行委員会では、
この時期の開催で、皆さんにご来場いただけるのだろうかという声もありました
が、当日になってみると昨年と同じくらい多くの方がお越しくださいました。
会場内では最初から最後まで来場者と出展者の熱気が高まっておりました。

来場者は、地元からだけでなく、東北各地、首都圏、中部、遠くは九州からと、
全国よりたくさんの方に来ていただくことができ、本当に嬉しく思いました。

■会場の様子
会場では、「震災の復旧復興に何ができるのか」ということを地域を越えて熱心
に意見交換されていたようです。OSCに来場または出展していた地元の技術者に
とっても、このような状況の中で各地から多くの方に仙台に足を運んでいただい
て交流ができたということ自体が非常に励みになったのではないかと思います。

▼展示風景

sinsai.infoなど、災害対策や震災復興をテーマにしたセミナーやブース出展を
していただきました。
災害時の救援情報共有に使える!ウェブツール“SAHANA”(サハナ)
東日本大震災とFOSS4G (Free and Open Source Software for Geospatial)
自由な地図を作る世界プロジェクトOpenStreetMapと東日本大震災復興支援サイトsinsai.infoについて

また、東北デベロッパーズコミュニティでは 「Hack For Japan」 と協力して、
東北・東京・四国・九州・ロンドンで同時開催されていたアイデアソンイベント
サテライト会場をOSCに設置し連携イベントを行いました。OSCサテライト会場に
もたくさんの興味深いアイデアが寄せられていました。

▼Hack For Japanのサテライト会場
他会場の様子の中継の他、災害復興支援のアイデアを募集していました

▼Hack For Japanのアイデアソンの様子
「面白い」「広がる可能性がある」と思うアイデアに印をつけます

他にも、ここにご紹介しきれないほどの出展(30の展示ブース・27セッション)
を頂きました。OSSへの熱い想いが伝わるもの、ネタ的なものも取り入れた興味
深いものもあり、震災の後でもみなさん日常を取り戻して熱く技術談義をしてい
る様子を見ると、復興に向かっているんだということがわかったような気がして、
非常に元気が出て励まされました。

▼セミナー風景

■開催までの経緯
ここで、地震から開催までの経緯を少しご紹介させていただきたいと思います。
今回の仙台での開催スケジュールは半年以上前から決まっていました。

地震の1週間前、3月4日、5日に東京で開催されたオープンソースカンファレンス
2011 Tokyo/Spring
には私も参加しており、閉会式の時には、PRタイムをもらい
2ヶ月後のOSC仙台開催を少しご紹介させていただきました。その時はもちろん
1週間後に大地震が発生するなどということは少しも考えておりませんでした。

OSC東京でPRもしたし、仙台に戻ってそろそろ開催に向けて本格的に準備を進め
ないと、と思っていた矢先の地震発生でした。OSC事務局の宮原さんからは地震
後の翌月曜日、すぐに連絡を頂きお見舞いをいただきました。

その際は、本当にご心配いただいて、「このような状況なので開催の延期や中止
を検討していただいてもいいですよ」「何か力になれることがあれば言ってくだ
さい」とおっしゃっていただきました。震災の全貌がよくわかっていない時期で、
さらに自分自身は無事だったこともあり、その時は「予定通り開催させていただ
くことが励みにもなるのでその部分でぜひご協力をお願いしたい」と伝えました。

そうは言ったものの、会場関係を中心に、交通・宿泊などのインフラの復旧も全
く見込みが立たず、動きが取れない状況が続いてしまいました。

会場については震災発生前からある程度調整しており、東北電子専門学校さんの
ご協力が得られる予定でしたが、地震後は、建物の損害の把握や修繕工事の目途、
安全確認等が終わるまでは、貸出し見込みが立たない状況となってしまいました。

その、東北電子専門学校さんも姉妹校の東日本航空専門学校が被災しました。
仙台空港のすぐそばにあり、校舎は何とか残ったものの設備が完全に流されてし
まいました。しばらくは、東北電子専門学校の教員の方々もがれきの撤去作業や
復旧作業にかかっていらっしゃったということです。

私の方では、他の会場候補も探していたのですが、何処も同じように貸出開始の
見込みが立たないと言われました。最終的な開催判断期日を1か月前の4月21日に
しておりましたが、直前になっても確定できない状況でした。東北電子専門学校
の星先生にご尽力くださり、最終日の夕方まで調整を続けていただいた結果、学
校側から貸出の承認をいただくことができました。

その頃には仙台市街地のインフラも復旧してきており、全体的な開催の見込みも
立ってきました。その頃にはガスが復旧したので、私自身もようやくお風呂に入
れるようになっていました(笑)

そこからは、通常3ヶ月くらいかけて行うイベントの準備を1ヶ月でやることにな
りました。これは正直大変でした。OSC事務局と地元仙台の実行委員会で協力し
て、準備を進めてきました。多くの関係者の協力なしでは開催は実現できなかっ
たと思っております。ここに改めて御礼申し上げます。

■最後に・・・
当日は東北学院大学からボランティアスタッフとして8名の学生さんに参加いた
だき、若い地元パワーに助けられました。大変な中ご参加いただき本当にありが
とうございました。

協賛いただいた企業やOSSコミュニティからは、被災された学生さん向けにいろ
いろなノベルティグッズや製品が提供されました。こちらもちょっとしたことか
もしれませんが皆さんの励みになっていると思います。大変ありがとうございま
した。

また会場内に東日本大震災への義援金の募金箱を設置し、総額 184,221円の義援金
が集まりました。皆さまの温かいご協力、ありがとうございました。

▼募金箱:ご協力ありがとうございました

参加者の皆さんから、『このような状況から1年後どうなっているか来年の開催が
楽しみですね』、『復興の過程を確認する意味でも半年後にも開催したいですね』
という声を頂きました。次回の開催は今のところ未定ですが、開催の際には皆さん
ぜひご参加いただければと思っております。

▼ライトニングトークの様子
今年のSoftware Freedom Day(SFD)は、9月17日(土)だそうです。

▼懇親会の様子

来年もまた仙台で、ぜひ!

[追記]
東北電子専門学校のウェブサイトでも当日の様子がレポートされました。
『日本の主要都市で開催されているオープンソース総合イベント「オープンソースカンファレンス2011 Sendai」が5月21日(土)、今年も本校で開催されました』

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OSC仙台実行委員会
仙台事務局(NAViS内)
黒澤 佳利
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