昨年より多くの参加者で賑わった
OSC2018 Hokkaido

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2018年7月6日-7日の2日間にわたって今年も札幌コンベンションセンターで
OSC2018 Hokkaidoが開催されました。あいにくの曇天となってしまいましたが、
多くの団体がオープンソースの「今」を熱く伝えました。

▼会場(札幌コンベンションセンター)

そんなOSC2018 Hokkaidoの様子を

  • けんつ (@lrf141)
  • あるねこ (@aruneko99)
  • ぐんじ (@com_gunzi)
  • ちくうぇいと (@chikuwa_IT)
  • あわあわくん (@materialofmouse)
  • はいばら (@haibaraaaaaaa)
  • がっちゃん (@gacchaaaaann)
  • すとんりばー (@strvert)
  • なな (@nanairoaisu)

のレポート班メンバーがお伝えします。
  

開催概要

ポスター

OSC2018 Hokkaido版のポスターは「昨年初めてきた学生さんがお祭り騒ぎの様な
ブースを見学してOSSに興味を持ち、今年もOSCに訪れてくれる」というコンセプト
を元に札幌市在住のデザイナー、コモモさんが作成してくださいました。
コモモさんは、このポスターの他にも懇親会参加証のデザインも手掛けてください
ました。

=1日目=

1日目は、1トラックセミナーのみ(展示なし)開催です。
13時スタートで、5つの企業がそれぞれセミナーを行いました。
セミナーではIntelliJ IDEAを初めとするJetBrains社製IDEの詳しい使い方の解説や、Elastic Searchによるログ解析の方法などが紹介されました。
たくさんの学生さんを含む約80名の方にお越しいただき、大変盛り上がりました。

また、セミナーの裏ではスタッフが恒例の資料の袋詰め作業や、2日目に備えて机を
配置したり届いた荷物をブースごとに配達したりする作業を行いました。
袋詰めの資料を入れた段ボールが裂けるなどのアクシデントもありましたが、
スタッフみんなの協力により素早く作業を終えることができました。

=2日目=

展示

日本仮想化技術株式会社

全国のOSCではおなじみの日本仮想化技術株式会社ブースでは、Raspberry Piを
使用したkubernetesクラスタや各種書籍などを展示していました。
クラスタはMaster3台、WorkerNode3台、Storage3台の合計9台で、ARM特有の
苦労話やStorage周りの話しなど非常に面白い話を聞くことができました。
また、書籍はVMware実践運用管理や入門kubernetesなどが置かれ、現代よく使われる
ようなインフラに関するブースでした。
  

Japanese Raspberry Pi Users Group

Japanese Raspberry Pi Users GroupさんのブースではRaspberry Piの各種
作例の紹介とRaspberry Piよろず相談が行われていました。実際にブースには
Raspberry Piを使用した様々な作品が展示されており、「こんなこともできるの
か!!」とブースを訪れた来場者の方で賑わっていました。
  

OpenStreetMap Taiwan

OpenStreetMap Taiwanさんでは、道路地図などの地理情報データなどの紹介、
またその利用例など展示をしていました。
ブースの中では、ステッカーやペンなどのグッズの配布も行っていました。

   
▼展示会場の様子


  

セミナー

Haskell入門ハンズオン Haskell-jp

担当:Haskell-jp

このセミナーでは、プログラミング言語Haskellへの入門ハンズオンが行われました。

“よく見る”プログラミング言語の構文とはちょっと違った、純関数型言語独特の
スタイリッシュな構文や機能などを、他言語との相違点を踏まえつつ分かりやすく
解説されていました。
Haskellのプロジェクトを構築・管理できるStackというツールについての紹介もあり、
実際に入門者がHaskellの開発環境を整えるまでの内容に触れた解説となっていました。

ハンズオンでは、Haskellの対話型インタプリタGHCiを用いた問題演習なども行われ、
Haskellの機能を用いて実際にどのような実装が行えるのかについても考えることが
出来ました。

45分ではとても足りない、もっと聞いていたいと思わせるような楽しい
ハンズオン/セミナーでした。

  

kubeadmよりも遠い場所〜手動でガンバるKubernetes on Raspberry Pi

担当:公立はこだて未来大学 システムソフトウェア研究室

最初に「Kubernetes」がどういうものか、またどこで利用されているものなのか
などの説明をされました。その後、「Kubernetes」のクラスタ構築支援ツールに
ついての説明がありましたが、それらツールを用いて構築を行うと、簡単に終わって
しまってつまらないとのことなので、手動で構築しよう!!!というお話でした。
手動で構築するメリットとして仕組みをよく理解できる、手元の環境に合わせた
クラスタ構築とありました。

しかし、これは「Kubernetes」に限った話ではないと思いますので、「Kubernetes」
ではない他のものであったとしても手動構築をチャレンジしてみてもいいのかもしれ
ませんね。

  

さくらのIoTプラットフォーム「sakura.io」体験ハンズオン

担当: さくらインターネット株式会社

さくらインターネットが開発するIoTプラットフォームサービス「sakura.io」と、
オープンソースハードウェア「Arduino」、オープンソースソフトウェア「Node-RED」
を組み合わせて、センサーで取得した値をWebページで表示する、Webページ上の操作
からLEDを点灯させるなどのハンズオンが行われました。sakura.ioはSIMカードが
組み込み済みの状態で販売されており、ユーザーがSIMの購入/契約をしなくても
よいため、手軽にIoTを始めることができるとのことでした。

Node-REDの機能を使って読み取ったセンサの値をtwitterに投稿する方法などの紹介も
あり、それぞれのシステムの使いやすさと拡張性の高さを感じることができるセミナー
でした。
  
▼セミナーの様子

  

北海道企画カレーカンファレンス2018 HelloWorld

”昼の懇親会”ことカレーカンファレンスは他のOSC参加者と一緒にカレーを食べて
交流をする企画です。
今年で4度目の開催となりました。レストランSORAさんの美味しいカレーを
いただきながら、自己紹介をしたり、おすすめのカレー屋さんや午前中に見た
セミナー、午後から見たいセミナーなどについて語り合ったりしました。
私は、歴戦のベテランエンジニアの方やお母さんと一緒に来たという小学生の
男の子と同じテーブルでカレーをいただきました。
それぞれの興味や、思い出のカレーなどについて話していると
あっという間に”ごちそうさまでした”の時間になってしまいました。

和やかで美味しい一時でした。

  

展示ツアー

「出展者にいろいろ話を聞きたいけど、OSCは初参加なので何から聞いたらよいのか
わからない。」そんな参加者のために今年も「展示ツアー」が開催されました。

実際に希望者の方と展示ブースを巡り出展者から各ブースでの最新トピックや
見どころを紹介していただきました。
今回の展示ツアーではジャンルを問わずコミュニティとスポンサー両方のブースを
周りました。

  

スカラーシップ制度で学生参加!

今回18名の学生さんがスカラーシップ制度を利用してOSC北海道に参加されました。
参加された前と後のアンケートを見てみると、参加後はそれぞれに成長されている
ことが伺えました。

開発を1人でもくもくとしていたけど、ブースで学んだり質問することで、
コミュニティへの活動に興味を持ち、自分の成長を感じている学生さんや、
参加前はVRやプログラミングに関心を持っていたが、北海道警察サイバー
セキュリティ対策本部のブースでセキュリティへの関心が高まり、公務員にも
エンジニア採用が必要とされているということを知り、将来の選択肢が広がって
いる学生さんもいて、それぞれに有意義な時間を過ごしていたようです。

▼参加後の感想(一部抜粋)
・今までは誰にも教えられずに1人で勉強して1人で開発していたが、今回OSCに
 参加し様々な話を聞いて、1人で勉強していた時とは比べ物にならないほど自分
 の成長を感じた。
・今回のOSCを通して、たくさんの技術にふれ、自身の開発へのモチベーションへと
 繋がった。
・大人になってからになってしまうんですが、僕は無料で「携帯スマホ安全教室」
 を開いて、小・中学生・高校生が被害に会う前に食い止めたいと思いました。
・LINEの乗っ取りの危険性や携帯の使い方など、技術を広めるだけではなく、
 学校等でも行われる「安全教室」に近い所もありとても内容が濃かったです。
・OSCに参加してみて、今まで知らなかったことしかなくてとても楽しかった。
 便利な技術や、人を楽しませる技術をいろんなところでいろんな人が作っている
 ということがわかった。

  

ライトニングトーク(LT)&閉会式

今年も恒例のライトニングトークと閉会式で締めくくりとなりました。
今回は特に様々なn周年にちなんだ話題や国外での話題が多く、時空や国を超えた
LTをはじめ捻りのある面白いLTの数々が披露され、とても盛り上がりました。

今回発表されたLTは以下の8本です。
– ルワンダに行ってきた話をするよ
– Eject10周年に向けて
– OSC1998 Web系最新情報
– LOCAL10周年に向けて 〜今後のLOCALの方向性〜
– DLLインジェクションによるゲーム環境の改善
– 日曜FLOSS開発とモチベーション
– 富良野から話しますよ.いいですか.よく聞いてください.
– PyconThailandで登壇した話と海外のサービス事情

▼OSC2018 Hokkaido実行委員長:工藤 裕の閉会挨拶

毎年大人気のLTですが、今回も立ち見が出るほどの賑わいをみせました。
最後までご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

  

懇親会

OSC終了後は去年に引き続き、札幌全日空ホテルにてビュッフェ形式の懇親会が
行われました。今年は182名の方に参加いただきました。

まず全員で乾杯が行われたあと、懇親会スポンサーの株式会社インフィニットループの
松井社長と日本仮想化技術株式会社の宮原社長とのお二人による鏡割りがあり、
参加者に枡で日本酒が振る舞われました。

また、例年通り懇親会LTやじゃんけん大会もあり大盛況でした。

  

終わりに

今年も無事にOSC2018 Hokkaidoを締めくくることができました。
昨年に引き続き多くの方にご来場していただき感謝しています。

来年は2019年5月31日(金)-6月1日(土)の開催を予定しております。
皆さまのご来場をお待ちしております。

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