OSC2011 Nagoya!ご来場ありがとうございました!!

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■前日からの雨。でもそんな事おかまいなし!

秋雨前線の南下に伴い、前日の19日から名古屋は雨。雷鳴響くほどの豪雨だった
ので、来場者数に若干心配しつつ現地スタッフは前日準備を進めました。
とは言ってもこのレポートを書いている本人は、寝過ごしてしまって、到着する
とすでに準備完了。あとは、前夜際に行くばかりの状態となっておりました。当
初の予定よりも人数が多く、ちょっとビックリでした。

本当に、みんな楽しみにしてるんだな〜ってつくづく感じてしまいます。

▼今回の会場「名古屋国際センター」

今回は初めての会場である、名古屋国際センターで開催しました。OSC当日、
スタッフは9:00集合になってましたが案の定、遠足を待ちきれない子どものよう
にかなり早くから準備をしていた様子。私が9:00に到着すると朝の準備はほぼ完
了状態でした。

総合受付は、展示ブースのある4階。そして、セミナールームは3階、5階と、3フ
ロアに別れる上、初めての会場なので、少し勝手が分かり辛く、エレベータで
移動してもいいのか、非常階段を使った方がいいのか少し迷うところ。

結果的に、エレベータを使った移動についても大きな混乱は見られなかったの
で、階段を使わなくてもいいのではないかと思います。

ネット環境については概ね、使えていたように思えますが、記録係である私の環
境では、あらかじめ準備されていた無線LANとMacBookの相性が悪くて接続出来
ず、持参した、PocketWifiで接続しようとすると、SoftBankのネットワークや、
Fonが邪魔でネット環境が安定しませんでした。話を聞くと、似た様な状態で困
った人が居たようですが、ほぼ自力で解決出来ていたようです。

■名古屋のOSCを2倍楽しめるUst中継

名古屋のOSCで昨年好評だったのが、来場中の各コミュニティの代表者を特設ス
タジオで直接インタビューしていくUstの生中継。

今回も放送用機材一式を大きなトランクにつめて近鉄電車で運んで来た、
katzuenoさんが展示会場の一角にスタジオを設営。震災時に行った16時間ぶっ続
けの中継の経験があるので、今回の中継はまだまだ楽だと頼もしい事を言って、
精力的に出演者をつかまえては中継し続けておりました。彼の努力のおかげで、
OSC名古屋を後から楽しめます。本当に感謝です。

※当日のUstream配信はこちらからご覧いただけます。

■1カ所にまとまって見やすかった展示ブース

スペースの関係で例年までは、展示ブースが4部屋ほどに別れていましたが、今
年は「ビーチフラッグ」が出来そうなくらい広いスペースに展示ブースをまとめ
る事が出来ました。通路自体が広かった事もありますが、すぐにすいている場所
を確認出来るためでしょうか、人の流れもスムーズだったように思えます。

午前中はセミナー目的の来場者が多いので割とすいてると思っていたのですが、
雨が降っているにも関わらず、展示ブースは9:30から多くの来場者で一瞬にして
埋め尽くされました。今回の来場者は約600名と、昨年より150名増でした。

そんなこんなで、全てのブースを廻る事は出来ませんでしたが、お話が出来た
ブースのみ簡単に紹介して行きたいと思います。


◆株式会社NTTPCコミュニケーションズ
NTTのwebホスティングサービス。回線の太さと安定性に重点を置いた説明をされ
てました。

◆株式会社Joe’sウェブホスティング
割と設定が煩雑なEC-CUBEとNetCommonsの標準サポートを行える大阪のホステ
ィングサービス。

◆特定非営利活動法人 OpenOffice.org日本ユーザー会
ワークスの互換ソフトとして、もっとも注目されている統合ソフト。バージョン
アップの度に崩れるレイアウトの調整に感謝してます。

◆株式会社音生
直感的に使える事で評価の高い、国産CMS Seezooを開発している会社。

◆特定非営利活動法人コモンズネット
教育機関向けに特化したCMSだと思っていたら、いつの間にかそれ以上の機能を
備えていました。

◆WordPress地域コミュニティWordBench名古屋
いま、一番勢いのあるCMS。今回は、CMSそのものの説明より翌週のイベントの
案内がメインのようです。

◆Joruri CMS
Railsで作られた自治体向けのCMS。デザインの変更の自由さよりも、確実に運営
出来る事に重点を置いているように感じました。

◆Ubuntu Japanese Team
いま、一番注目されているLinuxのディストリビューション。セミナーも大盛況
でした。

◆特定非営利活動法人 LPI-Japan
リナ男とリナ子LPIC問題集というアンドロイドアプリの紹介。LPICの問題集は通
常2,000円以上するのですが、3本で合計420円と破格。iPhone用は?と聞くと、
Linuxの団体ですから……。と言われてしまいました。

◆日本NetBSDユーザーグループ/名古屋*BSDユーザグループ
個人的に懐かしいSONYのNEWS、はじめて見るAMIGAが展示されてました。

◆おーぷんここん
比較的古いパソコンをシンクライアントとして利用するプロジェクトです。デモ
では、MacBookに複数のOSをインストールして、linuxとwinを稼働させてました。
これからが楽しみですね。

◆ヤフー株式会社
今回はオープンソースで配布しているYOLPの告知がメインだったのかな?セミ
ナーもやられてましたが『AR』の話がもう少し詳しく聞きたかった。

◆株式会社ザクロ
オープンソースの発展に積極的に関わっている名古屋のWeb制作会社です。

◆OpenStreetMap 東海
震災の時に、地図情報を提供して注目されたのは記憶に新しいところですね。

◆ういろマッキントッシュユーザーグループ
1991年から、20年も続いている名古屋を代表するマッキントッシュユーザーグ
ループです。

◆Android名古屋 つくる部/Gifu・Androidネットワーク
いまをときめく、アンドロイドアプリの開発グループ。音声で動作させる車を作
る活動がロボットサッカーのようです。

◆F#ユーザーグループJP/ocaml-nagoya
マイクロソフトの新しいプログラム言語のF#のユーザーグループです。

◆一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
プログラムのセキュリティーを高めようという団体。JAVA セキュアコーディン
グ並行処理編の資料247ページ(本1冊分?)をサイトからダウンロード出来ます。

◆Ejectコマンドユーザー会
トレー式CD-ROMドライブを使ってスイッチを入れてみようという単純な発想のシ
ステム。個人的にCD-ROMが無くなる前にもっと進歩させて欲しいと願っておりま
す。

◆名古屋共同展示ブース
少人数のコミュニティでも参加出来るように名古屋近辺のコミュニティが合同で
出しているブースで、今回多くのスタッフがココを本拠地にしてました。

■合計42の充実したセミナー

今回、42のセミナーが開催されたのですが、そのうちわたしが参加したものを紹
介させていただきます。

ARで作るAndroid ジオロケーションサービス:ヤフー株式会社】
内容としては地図サービスを充実させた様な感じでしょうか?勝手な思い込みで
申し訳ないのですが、ARという言葉からもっと派手な物を期待しておりました。

現役IT担当者が語る!やればできる!OSSで中小企業のIT化!:菅雄一さん】
中小企業にLinuxと、オープンソースの導入と経緯を講談風に語る大阪の名物お
じさん。個人的には今もっとも必要な情報だと思います。

Nucleusでつくる、トーナメント表:Nucleus CMS Japan】
これは参加したわけではなく、記録係の私が行ったセミナーです。だれでも自由
に使える「はなまるトーナメント」の紹介と、構築する基本ソフトをはじめて配
布しました。

■人口密度と熱気で『暑く、熱かった』懇親会

約150名が参加した懇親会。参加者の熱気で雲が出そうな会場で、参加者はかな
り『濃密』な交流を行えたのではないでしょうか。。。

名古屋の顔役で、いくつものブースを仕切り、セミナーを1本行い、途中でUstの
司会の代役をつとめるなど、大活躍のTomさんの乾杯と、今回の実行委員長とよ
しさんのあいさつで懇親会が始まりました。

名古屋名物になっているテンションうなぎ上りのLT、これは声がでかくないと聞
いてもらえない、過酷なサバイバルLTです。文章や言葉では説明できませんので、
興味のある方は来年のOSC2012 名古屋にお越し下さい。

※ライトニングトークのUstream配信はこちらからご覧いただけます。

■さて来年は……。

毎年暑い時期に行ってきたOSC名古屋ですが、時期をずらさないか?と事務局か
らの提案がありました。希望として、4月らしいのですが、それだと来月から動
かないといけないので、スタッフのモチベーションがちょっと心配。そんなわけ
で、来年の開催時期については、早めに打ち合わせしないといけませんね。

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OSC2011 Nagoya 記録係:よたか
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